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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第03話 回合
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威圧感に多少だが驚いた。

「(これが四皇の一人か……さすがだな…)」

「シシか…どっかで見たことある顔だと思ったが、昔の『赤髪』に似てやがるな。」

「俺は別にそうは思ってないけどな(まあ、ホントは嘘だけどな)。」

「……まあいい。それとお前ら、エースを助けに来たのか?」

「そうだ!!エースは俺の兄貴なんだ!!」

ルフィは鼻息を荒くしながら、臆する事なく答える。

「…俺がこの戦争に参戦する目的はエースの救出だ。あいつは死なせたらいけない存在……もちろん、こっちにいるルフィも…な。」

そう言って俺は指の代わりに首でルフィを指した。

「お前ら、相手が誰だか分かってんのか?おめぇら程度の力じゃ戦場に出ても、命はねぇぞ!!」

白ひげが怒気を含ませ脅しにも似た言葉で俺達を威嚇するが、ルフィは……

「うるせぇ!!そんな事はお前が決めるんじゃねぇ!!そして、おれは知ってんだ!!お前、『海賊王』になりてェんだろ!?『海賊王』になるのはこのおれだ!!な?シシ!!」

「………!!」

「(え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!????)」

あの『白ひげ』に対して、全く怯みもせず『海賊王』になることを宣言し、同意を俺に求めてくるその態度に思わず海賊や海兵達が驚きを見せる。

「クククッ…ルフィ、お前ホントにすげーよな?あの『白ひげ』に対してそんな事言えるのここじゃお前くらいなんじゃねぇのか?」

俺は笑いを堪えながら、ルフィの肝の大きさには感心していた…何しろ世界最強の大海賊で、『ひとつなぎの大秘宝』に最も近いとされている男だ。その名でさえ、聞いて恐怖する海賊もいるというのに、それどころかお前やおっさん呼ばわりして『海賊王』になるとライバル宣言とも取れる発言まで飛び出しのである。

まあ、その大海賊の前で笑いを堪えている俺も我ながらスゲーと思うが…。

「まあ、それくらいの度胸がなくちゃな……と、言うわけだ。『白ひげ』!あんたが何を言おうと構わないが、俺達の邪魔だけはするなよ?」

「(またまた、え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???)」

「!!………」

笑顔で言う俺にまたも海賊や海賊達が驚きを見せた。あまりの俺達の発言にこめかみに青筋を立てる『白ひげ』だが……

「…クソ生意気な……」

ニヤリと笑い、口を開いた。

「グラララララ!!俺の前でそれだけの事を言ったんだ!!もし、足手まといにでもなったら容赦しねぇぞ!!ガキンチョ共が!!!」

「おれはおれのやりてぇ様にやる!!エースは俺の兄貴だ!!俺が助ける!!!」

「そっちこそ、無理して体壊すんじゃねーぞ!!」

笑う『白ひげ』の手荒い言葉にも俺とルフィは戦いの準備を
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