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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第01話 援軍到着
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したのはつると同じ海軍本部中将で、過去にセンゴクと共に何度もロジャーを追い込んだ実績から海軍の『英雄』と称され、ルフィの祖父でもあるモンキー・D・ガープであった。
「ならば何をしに来た?」
「ここにおるくらいいいじゃろうが!!」
そう言って、エースの隣まで進み、あぐらで座り込んだ。
「……悪党に同情はせんが、家族は違う…!!!」
そう言ったガープの頭に過去の記憶が浮かんでいた。
『死ぬ間際に産まれてくる子供の事を頼むロジャーとの場面』
『その子供の出産に立ち会う場面』
『友人の元へ預け、ルフィを紹介する場面』
その他にも様々な記憶が浮かぶ中、ガープは再び口を開いた。
「わしは……一体、どうすりゃいいんじゃっ……!エース…!貴様、何故言うとおりに生きなかった!!」
ガープは目に涙を浮かべながら、頭を押さえ込んだ……エースとルフィは共に世界最悪の血を受け継いだ存在だった…だが、二人とて受け継ぎたくて受け取ったわけではない。子供は親を選べない……その事をガープは理解していた。
だからこそ、ガープはその存在を隠すために二人を海兵にしようとした。
海兵になれば、自分の部隊に配属することも可能であり、例え正体がばれても庇ってやることが出来る…海軍の英雄と呼ばれるほどの実績があれば、センゴク以外の説得なら容易に出来るだろう。センゴクに関しても「海兵になったのなら、問題はないじゃろ?」ぐらいのノリでゴリ押しするくらいはするだろう。
だが、二人は共に海賊になってしまった……一人は白ひげ海賊団の隊長となり、一人は赤髪に憧れ、数々の事件を起こした存在になった…こうなれば、もう手の打ちようがなかった。
海賊になれば自分は海軍本部の中将であり、二人を捕まえなければならない。
「ジジィ……!!!」
エースは今まで見たことないガープの顔に驚きを隠せなかった。
「…言っておくが、今、妙な行動を起こせば……ガープ……貴様とて容赦はせんぞ。」
「ふんっ、やるんならとっくの昔にやっとるわい。」
釘を刺すセンゴクにガープは感情を抑えながら言った。
戦いが激しくなる中、二人の若い海兵がさっきの電伝虫の通信で伝えられた作戦について話していた。
「聞きました!?今の作戦!!!」
「ああ。」
ピンク色の髪をした青年が金髪にオールバックの青年に話しかけた。彼らの名前はコビーとヘルメッポ…ガープ中将の部下であり、共にルフィ達とは知り合いであり、彼らもこの戦争に招集されていた。
つい先程、電伝虫から通信が届き、その内容に驚いていた……その内容は……
「エースさんの処刑を予定を無視して行うって……!?……そんな事
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