第二十話 技術と発展
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えているか?」
ワイアットはあぁと軽く返事をした。
「そう言う事だよ緒戦で勝っても結局は艦隊力と造船力で負ける。唯一条約が締結出来たのは食糧をトリステインから優先的に買うと言う条約だけだ。国の領土は増えずにトリステイン王家直轄領は減って王の発言力も減り、貴族領は増え貴族の発言力も増えた、改革派よりも保守派が増え国益に反しても貴族の意見をトリステイン施政に反映しなければならなくなった。そんな中にワイアット君が来た。君は来てすぐに施政に貴族の発言を締め出した。フィリップが出来なかった事をすぐにやってのけた。更には元々アルビオンにいた時からトリステイン貴族に縁をつくていた。その縁を使いフィリップの時と違い君は根回しをしてリッシュモンとマザリーニを重要しつつグラモンやモンモランシの二人を役職に就かせ忠誠さえあれば爵位は関係はしないと言うことを示したね。」
ワイアットは
「確かにそうだがそれが?」
「私が長年言い続けていた事だったんだよ。だからこそ君が気になったそして調べた結果は私の惨敗だったのだよ。私の案は昔からの施政を組み合わせ合理化したものだった。しかし君は、君の案は!全く知らない新しいものだった。君は来たとき私に言ったね私の卓越した才覚が欲しいと、条件に私と話すときは対等でいいと頭を下げながら言った王の代理がだよ。私は更に負けたと思った。それが私の従う理由だ途中から話が別になっていたなすまないワイアット。」
エスターシュは話終えた。
「エスターシュ、そんなに私を評価していてくれたのか。」
ワイアットは感動した。
「ワイアット、執務室に行こうコルベール君が待っているやもしれん。」
「そうだなエスターシュ。」
ワイアット達は歩き始めた。
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