37*ダメな方の保護者
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所変わって自分の部屋。
そこにいるのは自分とシルバちゃん、それに14人の自分の使用人らしい人たち。
そして他は、自分によってロープ……はなかったのでス○ランテープでマキマキされたセブルさんと三バカトリオがまるで毛虫のようにころがっているだけである。
ちなみに、セブルさん以外はみんないきがいいようで
「ナルミ!なんだこれは!解け!!」
「なんでまた僕まで!僕がなにをした!!」
「ちょっ!汚れを知らぬ乙女にこの仕打ちは!変態!!」
ピチピチはねてます。
だがス○ランテープ、思いの外頑丈で魔法も通さないという優れっぷり。
うん、プラスチック万能説。
にしても
「うるせー。人の生き死にかかってる戦いをあんなうきうきしながら見てるんじゃねー!」
テメーらの娯楽のためにやってた訳じゃねーのに、こいつらときたら……
お仕置き!
「てめっ!ナルミ踏むな!いでっ!!」
「ははははははは」
あーやばい愉しい。
自分が人の道をダンダン踏み外してる気がするが、愉しい。
とまぁ、自分がバリスを突いて遊んでいると、なんかエロい事になっているエリザが、変な顔しながら話しかけてきた。
「……なぁナルミ。おまえさっきの戦い、死にそうだったのか?」
……はい?
「そりゃそーでしょ。現に腹斬られて死にそうになってたし、普通あんな斬られたらしぬって」
「……首から腕から体中バラバラになっても笑いながら戦ってた奴がそのくらいで死ぬなんて、誰も思わんぞ?」
あー、そーいやそんな事もあったよーな……。
でも血を吐きながら悶えてたんだから、さすがにヤバ気だとは思わんか……
「それに、血を吐いて弱ってると見せかけて調子に乗った相手が近付いてきた所での完全復活や、たった一言二言で相手の魔法を打ち砕く様といい、挑発してたようにしか見えん。自ら攻撃もしてなかったしな」
「……もしかして、さ。自分のやってた戦い方って」
「うむ。傍目からはただおちょくって遊んでるように思えたぞ。したがってナルミが負けるなど考えてもいなかった。だからさぁ、はやく解いてくれ。私は母様みたいな性癖はない」
そっかぁ……悪いことしたなぁ。
「わかった。じゃあお仕置きレベルは少し下げてやろう」
「れべる…?れべる………て、結局お仕置きはあるのか!?」
「うん!」
だってどっちにしろ腹立ったのには変わりないもん。
では、嫌だ嫌だー!と暴れるエリザはほっといて、本題に入ろうか。
そう思い、自分は縛られながらあぐらをかいているセブルさんに目をむけた。
ちなみに翼は仕舞う事が出来るらしい。
「単刀直入に聞く。さっきゼノアに何やったん?」
「……ハァ……ばれ
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