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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十七話】
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と同時にプラズマ手刀による攻撃。

どんなに格闘戦に慣れた相手でもそれら全てを捌くには難度が高すぎた――。




――アリーナ観客席――


「……これ以上…黙って見てられるかよ……!!」

「ヒルト!何する気だよっ!?」

「止めるな織斑!!――美冬がやられ、セシリアも鈴音も満身創痍……――友達や家族が……やられてる状況にただただ黙って静観なんて俺には出来ないんだよッ!!――このまま皆の身体に痣や傷が残ったらどうするんだっ!?誰が何と言おうが……俺はこの戦いを止める…ッ!!」


言い切るや、アリーナ観客席にある一部のバリア発生器に天狼の刃を突き立て、バリアを一部分破壊した――と同時に、未来へとプライベート・チャネルの通信を送る。


『未来!準備は出来ているか!?』

『大丈夫!いつでも止められるよ!!』

『まずは俺が先手を打つ、俺が飛び出した十秒後にピットから発進、その後美冬、セシリア、鈴音を安全な所に――』

『わかった!』


プライベート・チャネルを切り、改めて視線をアリーナに向けると――そこには既に戦えなくなっていた三人をワイヤーブレードにて捕縛、抗えない三人に対しての一方的な暴虐が始まっていた――。


苦痛に歪む三人を見た俺の頭の中が、クリアになると同時に――一気に怒りのゲージが振り切れた――その時、不意に女の子の声が聞こえてきた……。


――ヒルト……力を貸すね…?――。


――言い終わるや、足りなかったパズルのピースが埋まっていくように情報が意識に流れ込んでくると同時に、村雲の第三世代兵装の機能が開放された――。
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