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ヱヴァンゲリヲン I can redo.
第八話 Lovers Returned
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ゲリオン4号機第二専属パイロットでもある。特徴は何と言っても14歳とは思えない大人びた体つきと、美しいブロンドの長髪。黄色の美しい瞳と大人びたルックスは、学校の男たちを虜にしていた。つまり、学校のヒロイン。

「藤城、入るぞ」

 ヨウジはノックもせずにそんな彼女の部屋に立ち入る。いつものように整理整頓された部屋の風景がそこにあった。本棚には、何やら難しい表題のつけられた他言語の書物が並べられ、天井には世界地図が張り付けられている。そこには何の鮮やかさもなかった。

「無機質な部屋だぜ…もうちょっと鮮やかさを加えたらどうだ?」

 先ほどサトミの父親と話していたときからは、完全に変わった口調で何かを思い出しながら語った。しかしベッドにうつぶせに眠るサトミは何の反応もしない。熟睡しているようだ。

 ヨウジは次の仕事が来るかと戦々恐々していた目覚まし時計の頭を叩き、時計を恐怖から解放する。

 そして、サトミに近づくと、金色の髪に包まれたサトミの頭を小突く。

「おい、藤城。朝だ、いや昼だ。もう起きろ。夕方からはシンクロテストだぞ〜」

「う、うん…。カヤマか…。わかったから…もうちょっと…寝かせて…」

 サトミは頭を上げてそう答えたかと思うと、首から力を抜いて再び眠りに落ちる。それを見たヨウジは渋い顔をした。

「ああ分かった…そこまで言うなら…」

 彼の頭に考えが浮かぶ。ヨウジは、考えに従い、はだけた服の裾辺りに手を伸ばした。色白ですべすべの肌が見えている。

 彼は一つ唾を呑みこむと、手をシャツの裾から服の中に滑り込ませ、胸のあたりに手を入れる。

 彼の手に柔らかい感触がした。彼はそれを感じた途端、それを握って散々弄くり倒す。学校の同級の男たちが見れば「羨ましい…」と言って卒倒するような行為。

「早く起きろ〜。じゃないと食っちまうぞ〜」

 勿論、サトミは飛び起きた。

「ちょっと!! 何やってんのよ!! さっさと離しなさいよ!! ってそこは! キャア!! 止め…アンッ!」

 服の中に伸びる、ヨウジの腕を掴んで暴れる。しかしヨウジは二へ二へ笑いながら続けた。

「起きないお前が悪いんだぞ。今朝はしばらくこのままで…」

 そこまで言ったヨウジの頬に、もがくサトミの膝が飛んでくる。

ガツンッ!!!

「アガッ!?」

 ヨウジは吹き飛んだ。本棚に背中を叩きつけ、本やら地球儀やらが頭上から降ってくる。普段はクールな長髪の少年は、一瞬で伸びた。

 一方、ヨウジをしばらく向こう側の世界に送った張本人は…

「ハァ、ハァ…。早く着替えよう…」

 息と鼓動を荒くしつつ、くしゃくしゃになったベッドと自分の服を直していた。伸びている同僚をほったらかしにして
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