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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第七話
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った。



 翌朝、竜二の部屋。

「ん……今何時……?」
「午前7時30分頃でございます、我が主」

 昨夜寝るのが遅かった割にはきっちり目が覚めている竜二。そして彼がもはやツッコミを諦めたシチュエーション。

「おはようさん。もうそんな時間か」
「ええ。もう起きられますか?」
「ああ。起きる。せやからそこ退け。動けん」

 それは、竜二の上にアスカがのしかかるかのように抱きついている、というもの。お互い下着で、またアスカはブラをしていないため、柔らかく豊満な胸が彼の鍛えられた胸板に押し付けられて潰れている。が、彼は気にした風でもなくシンプルに返すと、彼女は文句をこぼす。

「やー、です」
「……起きるかどうか聞いといて何じゃいそれ?」
「だって最近あまり構ってくれないじゃないですか」

 どうやら、彼女の甘え癖が出てきたようである。しかし竜二も黙って聞いてはいられない。

「俺にだって予定ってもんがあるんですがねぇ」
「私だって主に甘えたいんです」
「ユニゾン時は頼りっぱなしなのに?」
「こうしてる時にだって甘えたっていいじゃないですか」
「俺の都合は無視ですか?」
「今だけは聞きませーん」
「こんにゃろ……」

 不毛である。果てしなく不毛である。竜二としては男の生理現象からナニに発展しては困るので早く退いてほしいのだが、動く気配が全くない。流石に未成年の妹がいる家で、ナニをしていて起きるのが遅くなりました、は少々情操教育上よろしくない。
 しかし、そういう状況であっても、というかわかっていても彼女のキスを甘んじて受けている竜二であった。結局は男であった、ということだろう。
 彼らがリビングに下りてきたのは、30分ほどしてはやてが呼びにきてからであった。何をしてるかは丸わかりのため、それについていじりにきたはやてが、むしろ堂々とのろけるアスカを前に顔を真っ赤にしてたじたじになるという、貴重なワンシーンがあったことをここに記しておく。



 八神家の家族会議の翌朝。

「……というわけなのです、主」
「って言われてもなぁ……」

 家族が全員集まる数少ない時間である朝食時、いきなりシグナムが切り出した。その返事が冒頭である。

「なのはちゃんらにはただでさえ心配かけてるから、これ以上迷惑かけたないし……」
「せやけどお前、そろそろ闇の書の魔力はほぼ満タンの一歩手前なんや。俺らがやることなんて、魔力辿ったら管理局の連中にはどの道バレると思うけど?」
「うーん、せやったら手伝ってもらったほうがええんかなぁ……」

 考えながら箸を動かしていくはやて。どうやら今朝の献立は、ご飯と味噌汁と出し巻き卵に焼鮭のご様子。朝からこれだけ用意できるのは、全員が朝からバタバタ
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