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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第六話
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ゃぐ主も可愛かった……」
「なんでそこで顔赤くすんのお前?」

 そこにいた友人の一人が、しっかりとした防音設備を施した自前のスタジオを持っていたのだから、延々弾き続けていてもまぁ無理はない、という奴だろう。そのまま余韻に浸りながら帰れると思った矢先、アスカが何かに気づいたのか、表情を引き締める。それに気づいたのか、竜二も気を張り詰めた。

「我が主、ご注意ください」
「何や?」
「正体不明の魔力反応が3つほど、まっすぐこちらに向かっております。全員魔力ランクはAA+〜AAA-程度、おそらくすでにこちらのことを知っているかと思われます。また少し離れた位置に魔力ランクSオーバーが一人」
「おいおい、なんや一体?新手の武装勢力でも出てきよったんか?」
「……よくわかりませんし、とりあえずそういうことにしておきましょう。どうします?」
「逃げ切れる確立は?」
「おそらく0に近いと思われますが……そもそも主、この状況で逃げるつもりなどあるのです?」
「ハナッからないわそんなもん。アスカ!」
「了解!」

 バイクを適当なところに止めてユニゾンすると、すぐさまアサルトモードを展開して迎撃の準備をする。

「八神竜二だな?」

 そこに現れたのは、若い男が二人に女が一人。全員すでに杖のようなデバイスを構えており、臨戦態勢という雰囲気である。

「だとしたら?」
「各自、状況開始!確実に仕留めろ!」
「了解!」

 すると、一人の男がいきなり魔力弾を放った。

「ちょ、いきなりかいな!?」

 さすがにこれには竜二も驚くが、それでも冷静にブーストジャンプでかわす。三対一、普通に考えれば竜二が不利。その三人が同時に、三方向から飛び掛る。

「問答無用ってか、ええ度胸しとるやないけ!暴れるでコラァッ!」

 しかし竜二はこの状況を楽しんででもいるのか、獰猛な笑みを浮かべて機関銃を抜き、正面180℃の範囲に魔力弾による弾幕を張ると、バックステップで下がる。そしてすぐさま大剣に持ち替えると、今の弾幕でひるんだ三人のうち、9時方向の男を迎撃に向かう。

「ィイヤッハァァアア!」

 背面部のブースターを起動させることなく一瞬で距離をつめると、その推進力に任せて剣を振るう。相手もあわてて杖で防ぎ、下がって距離をとろうとした。
 しかし、その瞬間を見逃す竜二ではない。すぐさま左手を離して機関銃を構え、下がったところに魔力弾の連射。男は不意を打たれて焦ったようだが、そこはさすがに訓練されていたらしく、飛行魔法で高く飛び上がり、大きく離れてかわす。
 だがそこには、いつの間に誰がしかけたのか、空中機雷が浮いていた。離れる暇も取らせずに爆発し、その男が倒れる。

「何だとッ!?」
「大当たりってなこのことか?
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