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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
三話〜強さの在処
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うだったんだから。
(しかし、この距離で構えるとはな。何が来る?)
そう考えていたら、一瞬で距離を詰められていた。
(
歩法
(
ステップ
)
か!)
しかし、あの人たちほどの動きではない。そう考えたのが油断だった。
「がっは………」
目で追えるスピードだが、だからと言って遅いわけではない。
それなりの威力を持った拳を腹にまともに喰らってしまった。
腹を押さえて呻くあたしに奴は言った。
「列強の王たちをすべて斃し、ベルカの天地に覇を成すこと。それが私の成すべきことです」
「ふっざけんな!」
その言葉にあたしは思わず叫んでいた。
「昔の王様何ざみんな死んでる!生き残りや末裔たちだって普通に生きてんだよ!!」
「弱い王ならば……この手でただ、屠るまで」
弱い王?あいつらが?イクスが?ヴィヴィオが?
あんなに一生懸命なあいつらが?
眠りにつく前にあんなに笑って見せてくれたイクスが?
あの人たちの娘として、弟を守りたいって願いのために強くなろうとしているヴィヴィオが?
「このバカったれが!!」
もう手加減も何も必要ねえ。こいつにわからせてやる!!
「ベルカの戦乱も聖王戦争も!!ベルカって国そのものも!!もうとっくに終わってんだよ!!」
「………!」
「リボルバー・スパイク!」
エアライナーを展開し、リングバインドで手足を縛る。
そのまま最大威力で蹴りを打ち込んだ。
確かな手応え。決まった、と思ったその時だった。
「終わってないんです」
その声と共に足に違和感が。
(カウンターバインドだと!?)
違和感の正体は防御を考えずにあたしの動きを止めるために準備されていたバインドにかかったことだった。
「私にとってはまだなにも」
そしてこいつは構える。仕留めに来る気だ。
「覇王……断空拳」
side 覇王?
なんとか競り勝つことが出来た。
彼女の一撃はかなりのダメージだったが、なんとか耐え、反撃に成功した。
そのまま体を引きずってコインロッカーに荷物を取りに向かった。
「武装形態……解除」
この体は間違いなく強い。だと言うのに……
(とにかく、帰って休もう。そしたら……!?)
急に意識が飛びそうになった。
何とか踏みとどまろうと足に力を入れたが、呆気なく倒れてしまう。
(だめ、こんな所で倒れる訳に、は……)
私の意識が持ったのはそこまでだった。
side ノーヴェ
「無事か?ジェット」
[I'm OK.]
かなり強力な打
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