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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十一話】
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一通り謝罪し、洗面所に予備のボディーソープを置くと俺は脱衣場を出た。


「……シャルル…なのか…?」


その場で座り込むと、部屋を見渡す――その視線の先に、いつも俺が使用しているホワイトボードが有り、寝起きに使う目覚まし時計も見えた。


――という事はやはり、自分の部屋ということで、彼女はやはり――。


立ち上がり、ふらふらとした足取りでベッドまで行き、そのまま寝転がる――。

まぶたを閉じると浮かび上がるのは先程の彼女の裸――。


今頃になって、下半身に血液が集中するのがわかる――。

考えないようにしても、思春期の俺にとってはとても忘れられない衝撃みたいなもんだし――。


そんな風に悶々と考え事をしていると、静かに脱衣場のドアが開く音が聞こえてきた――。


「あ、上がったよ……」

「……あぁ」


うつ伏せになっている俺の背中越しに聞こえてきた声は、シャルルのものであり、心臓が早鐘を打つのを意識しないように体を起こし、シャルルの方へと振り向くと――。


「……やっぱり、俺の見間違いじゃなかったんだな…」

「…………うん」


――俺の目の前に居たのは、女の子だった。

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