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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十話】
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んな密集空間でいきなり戦闘何てダメだろ?やるならせめて皆を客席に移動させてからじゃないとな?沸点が低いと、ビールだけじゃなく頭もホットになるぞ?」

「貴様……」


立ち上がった俺は歩を進め、そのまま織斑とボーデヴィッヒの間に割って入る。


「満足に第三世代装備も動かせない貴様が私の前に立ちふさがるとはな」

「『ははっ。そこは痛いところをつかれたな』。まあクラス代表としては仲間として皆仲良くしてもらいたいんだがな、これが」

「……っ!貴様の言葉…いちいち苛立たせる…!――……何で、貴様とあの人の姿が重なって見えるんだ……」


最後の方の言葉が小声過ぎて、ほとんど聞き取れなかったが――あの人だけは聞き取れた。

一体誰の事なんだ…?


『そこの生徒!何をやっている!学年とクラス、出席番号を言え!』


突然アリーナにスピーカーからの声が響く。

騒ぎを聞きつけてやって来た担当の教師だろう。


「……ふん。今日は引こう」



横やりを二度も入れられて興が削がれたのか、ボーデヴィッヒはあっさりと戦闘態勢を解除してアリーナゲートへと去っていった――。


「ヒルト、大丈夫?」

「ヒルト、わりぃ…怪我はないか?」

「大丈夫だし、怪我はないさ。何てったって俺は不死身だからな」


そう言うと二人ともきょとんとした表情になるが、直ぐ様笑顔になって笑っていた。


「今日はもうあがろっか。四時を過ぎたし、どのみちもうアリーナの閉館時間だしね」

「おう。そうだな」

「だな。たまには早めに切り上げますかね――シャルル、銃ありがとうな?参考になったよ」

「それなら良かった」



シャルルの無防備な笑顔に、何故かいつもドキッとさせられる。

――ホモじゃ無いんだけどなぁ…だが、シャルルに女装させると似合いそうで正直困る。


「えっと……じゃあ二人とも、先に着替えて戻ってて」


――今さらどうも思わないが、シャルルは俺たちと着替えたがらない。

まあ理由は色々あるだろうから詮索するつもりはないのだが、そういえば部屋でこんな出来事が――。


『ふぅ、やっぱりシャワー浴びてすっきりするのは最高だな』

『わあっ!?ひ、ヒルトっ!何で全裸なの!?』

『はあ?風呂上がりに全裸でベッドにダイブが基本だろ?――って美冬に言ったらそんなことないって言われたな、前に』

『い、いいからせめてタオルで下隠してよっ!そ、それと髪もちゃんと乾かさないとダメだってば!』

『髪は乾かしてるぞ?てかシャルルは俺の母さんかよ。――って俺の母さん、何にも言わないが。――あまり気にせず言うなって』

『い、言うよ!ヒルトはもう
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