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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第五十八話】
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奪う可能性の高い単一仕様なのだが――織斑はバカみたいに対人戦でも使用してくる。

――正直、何度か危ない目にあいかけたからあの単一仕様を対人戦であまり使わないでほしいが…。


「白式は第一形態なのにアビリティーがあるっていうだけでも物凄い異常事態だよ。前例が全くないからね。しかも、その能力って織斑先生の――初代『ブリュンヒルデ』が使っていたISと同じだよね?」


――確か暮桜だったか?

織斑先生の使用していた第二世代IS。

詳しく調べてはいないから解らないが――。



「まあ、姉弟だからとか、そんなもんじゃないのか?」

「そんな単純な訳ないだろ。姉弟だから同じ能力の発現って、それじゃあ姉妹でIS専用機持ちも外見違っても発現するってなるじゃん?」

「そうだね。ヒルトの言う通り、いくら再現しようとしても意図的に出来るものじゃないんだよ」


――仮に再現が出来たら、その単一仕様を最大限に活かせるIS造りをするってのが企業なりなんなりするはずだし。

ISの技術による技術向上によって、戦車とかの旧世代の乗り物の生産コストが大幅に安くなったとはニュースで聞いたりもするが……良いことなのか悪いことなのか。


「そっか。でもまあ、今は考えても仕方ないだろうし、その事は置いておこうぜ」

「――だな、考えても答えが見つからない気がするし」

「そうだね。じゃあヒルト、一夏、射撃武器の練習をしてみようか。まずはヒルトから」


そう言って、シャルルは俺に五十五口径アサルトライフル《ヴェント》を手渡してきた――。
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