十三 逢着
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血量だと知らしめていた。
(ここまでですね…すみません、火影様…―――夕顔)
死を悟り、ゴホッと口癖ではない咳をする。吐いた血が瓦の溝を伝い、つうっと屋根から滴り落ちた。
再び、カラリと音がする。先ほどの自然のものではなく誰かが瓦を踏み締めたその物音に、ハヤテの心音がどくりと高鳴った。
「これはまた…派手にやったもんだな」
呆れと怒りそれに焦りが入れ混じったような声が微かに聞こえる。その声にどこか既視感を覚えながら、ハヤテは意識を手放した。
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