暁 〜小説投稿サイト〜
魔王の友を持つ魔王
§30 鬼の王と正道邪道
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
。最終手段もダメとくればしょうがない。極力使いたくなかったが非常手段(フェニックス)だ)

 フェニックスの権能を発動、吹き飛ばされる瞬間に未来(・・)に跳ぶ。

「……ぬっ?」

 必殺の鉄棒は空を切った。違和感を感じた酒呑童子の瞳は、次の瞬間驚愕に染まる。

「よぉ大将。マジでッ、容赦ッ、無ぇぞッ!!」

 完全復活を遂げた黎斗が、ゼロ距離射程で、三昧真火を叩きつける。道術の最高峰たる紅蓮の業火は、周囲を根こそぎ焼き尽くす。

「あの猿猴神君(サル)ですら致命傷となりうる術だよ。流石に大将でも無傷じゃ済まないっしょ」

 距離をとりつつ追撃の準備。鬼が消えていないということは、彼の大鬼神は生きている、だが倒せてなくても、相当な深手は与えたはずだ。

「甘い、甘いわぁ!!」

 白煙を消し飛ばし現るは、無傷に等しい巨躯の鬼王。??未だ、健在。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ