暁 〜小説投稿サイト〜
サキュとやっちゃいます!! 三人が繰り広げるハートフルな毎日。 聖道のハートフルボッコな現実。
学校へ行こう!!
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担任の藤沢八子(フジサワヤツコ)先生だ。

ニックネームはヤッコちゃんと言うらしく、妹のいるテニス部の顧問だそうだ。

なかなかテニスが上手いらしい。

担当科目は英語で二年生を受けもっている。


そして三十路前。

おいコラ!! そんな三十路前のババァの癖に、物欲しげに上目遣いで腰をクネクネさせるなっ!!


「今日からよろしくと伝えろ」


「キモいからクネクネするな。だそうだ」


「あら〜サッカバスさんたら、めっ」


先生のキャラ崩壊が進んで行く。


「もう目を当てるのが少し辛い」


本当に可哀相な生き物を見る気持ちが湧いてきた。


「目を当てるのが辛いのか? なら潰してやろう」


「ごはぁぁぁああ」


また目潰しっ!!


「もう三回めじゃないか」


「ふんっ!!」


「ぬぅぅううぉぉぉ」


更に目潰しっ!!


「縁起が悪いところでストップしておこう」


「なんか嫌だから後一回突いとてくれ」

「ふんっ!!」

「うをわぁぁあ!! 本気にすんなよちくしょ〜!!」


合計三連続……それも二回は言われなく。

まさか職員室の床で、のたうち回る事になるとは一生の不覚だ。

「ちなみに私の得意技は目潰しだ」


「言われ無くても把握したっ!!」


「本気でやれば一撃で同報も殺せるぞ」


「本当っぽいからやめてくれ」


「目の位置から脳に向けて指をクイッとこう」


「解説もいら〜ん!!」


そのやり取りを見た先生が少し嬉しそうに笑った。


「あらあら、サッカバスさんと一乗寺君は仲良しなのね」


このやり取りでどうしてそうなるっ!!

「取りあえず一乗寺君とサッカバスさん。二年三組に行きましょう」


「解りました」


リッチを連れて二階に上がって行くと既に誰も廊下には居なかった。

朝のホームルームが始まり、学校はもう授業の準備に取り掛かっている。

まずは先生が三組のドアを開けて入って行く。


「みんな〜今日からうちのクラスに新しい友達が出来ましたよ〜」


「サッカバスさ〜ん入って〜」


俺とリッチを三組に迎え入れて教壇の前に立たせた。


「え〜っと、俺の隣に居る外人さんはリッチ・サッカバスさんです」


みんなが朝の出来事を見ていた為か、敵に向ける様な視線が突き刺さる。

「は〜い、しつも〜ん。サッカバスさんと一乗寺君は付き合ってるんですか?」


リッチは何も答えない。


「リッチ・サッカバスって珍しくて、カッコイイ名前だよな」


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