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サキュとやっちゃいます!! 三人が繰り広げるハートフルな毎日。 聖道のハートフルボッコな現実。
学校へ行こう!!
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?」


「どちらかが欠ければまともに生活すら出来ないのだよ」


「先に言えよ」


「お前がこの秘策に耳を貸さなかったに過ぎぬ。人の話しを最後まで聞かなかっただろう」


「ぬをっ」


またしても鋭いツッコミ……。

取りあえず三人で当校を始めたのは良いが会話が弾まない。


「ねぇ、リッたんはお兄ちゃんの事好き?」

「嫌いだと伝えろ」


「嫌いじゃ無い。だそうだ」


舌打ちされたし。鋭い目つきで俺は威嚇された。

「そっかぁ、ならね。住む所はあるのか聞いて見て」


「ある、素敵な場所だ」


「ある、素敵な場所だそうた」


「あ!! 今日はリッたんの好きな物にしよう」


「人間の臓物を素焼きにしてくれ」


「ホルモンが食べたいらしい」


「リッたん渋いね!! うん!! そうしよう」


さっきから見るからに元気が無かった。

まぁ、暑さで怒る気力も無いだけだろう。

俺も日本人だけに日本の夏の暑さは異常だと解る。


「リッチ、暑いだろ? 日本の夏は湿気が多いからな」

「確かに暑いな、こんな暑いのは初めてだ」

俺が鞄から下敷きを取り出してリッチに渡してやると喜んで扇ぎ始めた。

学校の正門を潜り妹と別れてからリッチをどうした物かと考えた。

まさか教室に連れて行くわけには行かないし。


「お前は今からどうする気だ?」


「もちろん授業を受けに来た」


提出済みの転入手続きの片割れをヒラヒラと見せ付けた。


「お前と同じクラスだぞ」


「マジか」


「マジだ。職員室に付き添え、通訳が必要だ」


廊下のど真ん中を歩く外人のリッチは目立つ様で、みんなが振り返っては俺の前を歩くコイツを見ている。


「どうした聖道? やけにソワソワしてるな」


「いや、目立って無いか?」


「気のせいだ」


気のせいだ。で済ませるレベルじゃないだろ!!

廊下にいる全員がお前を見ているぞ。

それも男女とわずだ!!


「チャームは私のパッシプスキルだ」


「チャーム? パッシプ? なんだそりゃ」


「うむ、チャームとは魅了だ。それが常に行われていると言う事だ」


「なるほどな。だから男女問わずあの目つきか」


良くわからんが取りあえず納得して話しを合わせとく。

しかし周りを見ていて俺は思う。

リッチと関わると絶対こいつ等にいつか葬られる。

職員室のドアを開けて担任の机にリッチを連れて行く。


「先生〜、リッチが来ましたよ」


「あらサッカバスさん。早いわね
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