暁 〜小説投稿サイト〜
サキュとやっちゃいます!! 三人が繰り広げるハートフルな毎日。 聖道のハートフルボッコな現実。
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き事をダラダラとやって退けたらいつもより一時間長くかかった。
2階の一番奥の日当たり最高な俺の部屋。
なのに、なのにだね。日が当たれば当たる程沸いて来るこの苛立ちは何だ!?
日光は俺を殺す気か!?
ただの被害妄想だと信じて、毎日太陽の光を目一杯浴びたお日様の匂いのする布団になだれ込む!!
そして「う゛ぇぇええ」えづいた。
「っんだよコンチキショー!!」
体が確実におかしい。
昨日の出来事が既におかしいのだから、別に不思議じゃなかった。
得体の知れない感染病か何かだろうか?
少し不安ながらも丁度日影になる固いフローリングに大の字になって、やっと眠りについた。
夕日が眩しくて妹が帰って来たのかいつもの様に換気扇が回る音が聞こえて来た。
午後6時50分
(そろそろ夕飯か……)
今日は確かカレーライスのはずだけど、何か肉を焼く匂いがする。
涎が垂れるほど匂いに釣られ、階段を降りてキッチンに行く。
「あっ、お兄ちゃん。お客さんだよ」
見知らぬ女子、妹とさほど変わらない年齢に見える女子。
「これが、客なのか……」
「うん、そうみたい。片言でお兄ちゃんの名前ばかり呼ぶから連れて来た」
ルックス的に多分外人さん。
そしてこんな奴は知らん。
そしてこのひょうげた御召し物は何でしょう。
時代錯誤過ぎるゴシックな服を平然と着こなしていて、何より似合っている。
一方の咲智も咲智で部活帰りのテニスウェアに、エプロンと言う新しいマニア枠を開拓出来そうな格好だった。
(けしからん!! 咲智っ!! 今日は一段とけしからん!!)
実の妹に鼻の下を伸ばす兄に得体の知れない外人さんは、少し軽蔑の眼差しを向ける。
「かるぴしさからたぬしるはかたや」
いきなり外人さんが何かを話し始めた。
それもどこぞの何語か解らない言葉をだ……。
「お兄ちゃん、この人なんて言ったのかな?」
「うーん……お腹空いた。かな?」
外人さんは「る〜」と何度か何か音程を合わせると言った感じで声をだした。
「る〜、る〜、う゛〜、あ〜。あ〜、あ〜、あ〜い〜う〜え〜お〜」
物凄く音痴な……あいうえおだった。
「あいうえお?」
疑問口調で聞き直すと、妹は俺をきょとんと見つめ首を傾げた。
「うむ、あいうえおだ。解るのだな」
偉そうに綺麗な日本語をゴシックな外人さんが話し始めた。
「あら? お兄ちゃん、彼女の言葉解るの?」
「あぁ、何か今あいうえおって言ったぞ」
「ふ〜ん、どこの言葉?」
「日本語だ」
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