容赦が無い
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ダウン、もしくは破壊されたくなければ何もするなですの」
「修理や整備はどうするんだよ?」
「ふっ、この子にはほとんど必要無いですの。ナノマシンが自動修復してくれるので問題無しですの」
まあ、ナノマシン以外にもアインストが入っているのですが、知らぬが仏ですの。
「ああ、それと…………私とお兄様はコーディネイターですが、喧嘩売ってくるなら、1000倍くらい利子付けて叩き返して差し上げますの」
「銃をおろしなさい。信じられないでしょうけど、その子に銃は効かないわ。飛んでくる銃弾を避けたり斬り落としたりするんですもの」
「馬鹿なっ!」
「ちなみにこの服はPS装甲と同じ物は…………入って無いですが、ナノマシンで構成されているので銃弾程度は軽く弾く程硬いですの」
「んで、取りあえずはその機体は置いとくとして、これからどうするよ?」
「それは…………」
「こちらから命令させて貰いますの」
「なんだとっ!!」
「即刻、ヘリオポリスから退去を求めますの。理由はザフトからヘリオポリス全体に発信されている映像ですの」
携帯を取り出して、音量を最大にすると、ザフトからルリちゃんの声が聞こえてくるですの。
『繰り返します。オーブ連合首長国は地球連邦軍と共同して、人型機動兵器、モビルスーツをこの中立であるコロニーで作っていました。現在、流している映像はその証拠です』
工場区から、密談の映像までどんどんネットに流れて行くですの。
「なんだこれは!」
「まずいわね…………」
『我々、ザフトはこの映像及び証拠書類などを元にヘリオポリスは中立のコロニーなどでなく、約定を破棄して地球連邦に加入したと判断しました。よって、軍事施設に対する武力による制圧作戦を決行しました。ですが、出来る限り民間人の方々に被害がでないようにコロニーに損害を出す程の装備を禁止していたというのに、地球連邦軍はヘリオポリスを破壊するような身勝手な行動を起こしました』
そして、流れるのはアークエンジェルからシャフトに向けて放たれたミサイルの映像ですの。そして、それを止めるザフト所属のエクスバインの映像…………しまいには戦艦並の砲撃をコロニーに向けて放つ地球連邦軍のモビルスーツと続いてるですの。
「うっ、嘘…………」
『コロニーへの破壊は我々ザフトが防ぎました。そして、地球連邦軍は卑劣にも民間人の皆さんやコロニーを人質にヘリオポリスに立てこもっています』
「言いがかりだ!!」
「でも、巻き込まれた民間人はそう思ってくれませんの」
ルリちゃん、容赦無いですの。
「そうね。してやられたわ。こうなってしまえば悪役は私達ね。いえ、そもそも中立のヘリオポリスでGを作った時点で駄目なのでしょ
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