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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第五十二話】
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プの女子は――。
「ああっ、ずるい!」
「私も!」
「第一印象から決めてました!」
――何だっけ、何かこういうのテレビで見た気もするが?
「あ、あのな?どういう状況かよくわからないんだが――」
「「「お願いしますっ!」」」
――今度は織斑の向こう側のシャルルグループの方から聞こえてきた、織斑と同じような状況になっていて、シャルルの困惑した表情が伺える。
だが――またも心地のよい頭を叩かれた音が鳴り響いた。
「「「いったああっっ!」」」
見事にハモった悲鳴、一列に並んだ女子たちの頭は非情に叩きやすかったであろう。
女子たちが頭を押さえながら顔を上げると――。
「やる気があって何よりだ。それならば私が直接見てやろう。最初は誰だ?」
「あ、いえ、その……」
「わ、私たちはデュノア君でいいかな〜……なんて」
「せ、先生のお手を煩わせる訳には……」
「なに、遠慮するな。将来有望なやつらには相応の訓練が必要だろう。……ああ、出席番号順で始めるか」
――とりあえずうちの班は問題無さそうだからいけるかな?
「よし、んじゃ出席番号順でいきますか」
「はーい」
そう返事をした子は、直ぐ様外部コンソールを開き、ステータスの確認を行っている。
――手助けしなくても問題無さそうだな。
そのまま順調に装着と起動、歩行を行った彼女を見ながら思った。
――よく俺も歩けたよな、こける方が多かったが。
歩行を終え、一人目が終わると二人目なのだが――。
「有坂、これコックピットに届かないんだけど?」
「ん?おー、見事な立ちっぷりだな」
――最初の子が立ちっぱなしで装着解除した結果、立ったままの状態に。
「有坂君、どうしました?」
直ぐ様来たのは山田先生だ。
ISは解除してるが、やはり胸元が開放されたスーツのせいで、嫌でも谷間に目が――眼福です。
「えっと、ISをしゃがませるのを忘れててこの状態なんですよ」
「あー、コックピットが高い位置で固定されてしまった状態ですね。――それじゃあ仕方がないので有坂君が乗せてあげてください」
「俺が?」
「ふぇっ!?」
「あ、有坂君が乗せるの!?」
「だってそれが一番楽ですし――そういえば、有坂君は飛べませんでしたね」
おぉぅ――飛べない俺は約たたずだ…まあ仕方ないが。
「じゃあ、俺が踏み台になれば大丈夫じゃないですか?」
「うーん……そうですね。では有坂君、大変でしょうが踏み台になってあげてくださいね。何かあればお手伝いしますから。――織斑君の班も
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