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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第五十二話】
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「……凰さん、よろしくね。後で織斑君のお話聞かせてよっ……」

「……デュノア君!わからないことがあったら何でも聞いてね!因みに私はフリーだよ!……」

「………………」


――また好き放題言って……聞こえてるから対応に困るんだが。

そんななか、お喋りがないのがボーデヴィッヒの班。

雰囲気やオーラといった抽象的表現しか出来ないが、完全に拒む態度を示している。

流石にあそこの班が少し気の毒に感じる。

作り笑いでもいいから笑えば良いのに。


「ええと、いいですかー皆さん。これから訓練機を一班一機取りに来てください。数は『打鉄』及び『リヴァイヴ』共に三機です。好きな方を班で決めてくださいね。あ、早い者勝ちですよー」


山田先生がいつもよりしっかりしているように感じる。

――まあ先生だし、しっかりしてもらわないとな。


しかし――。


自然と山田先生の胸元に視線がいく。

あれはでかすぎだろ、一度揉んでみたいものだ――。


――てか、揉んだような気がしなくもないような?


「ヒルト、早く実習始めよう?」

「う?未来か、OK。――じゃあ、皆は俺に教わるなんて不本意だし、嫌だろうが今回は我慢してくれ。俺自身も人に教えるほど上達したとも思ってないしな」


とりあえず、納得いってはいないだろうが我慢してもらわないと仕方ない。

織斑やシャルルは女子に取り囲まれているが、此方はそんな事もないからスムーズには行くだろうが――悲しく感じる。

――そんな中、ISのオープン・チャネルが開くと。


『各班長は訓練機の装着を手伝ってあげてください。全員にやってもらうので、設定でフィッティングとパーソナライズは切ってあります。とりあえず午前中は動かすところまでやってくださいね』


――山田先生からの連絡だ、多分解らないところは無いとは思うが、何とかやってみるかな。


とりあえずISの打鉄を受け取り、両手で担ぎながら班へと戻って――。


「うわぁ、有坂君力持ち…」

「す、凄いねっ?何かビックリだよ!」

「……そうか?昔から重いものはよく持たされてたからな」


運んできた打鉄を、その場に置いて――。



「んじゃ、出席番号順にISを装着してから起動、そのあとは向こうの線まで歩行だな。それじゃ――」


俺の言葉を遮るように、隣の織斑グループから聞こえてきたのは――。


「よろしくお願いしますっ」


腰を折って深く礼をし、そのまま右手を織斑に差し出している女子――確か、相川だったか?

――てか相川って俺の班に入るんじゃ……まあいいか。


そんな相川の挨拶を見た織斑グルー
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