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スーパーヒーロー戦記
第74話 立ち上がれ、宇宙の王者
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 いきなりなハヤタの問い掛けに誰もが顎に手を当てて考え込んだ。
 一体どうやってこうして集まったのか?
 そんな事考えた事もなかったので今更ながら考え込まされる。
 そんな誰もの顔を見てハヤタは笑みを浮かべながら答えを述べる。
「これは僕の推測なんだけど、僕達は一概になのはちゃんに集められたと考えられるんだ」
「私に……ですか?」
「あぁ、なる程!」
 甲児が手を叩いて納得した。
「確かに、俺も最初になのはに会ってから色々な出会いがあったな」
「僕もそうだ。そして、此処に居る皆もそうじゃないかい?」
 その通りでもあった。
 一部例外もあるかも知れないが、その根源には皆なのはが関わっている。彼女がこうして多くのヒーローを呼び寄せたと思えるのだ。
 それがハヤタの見解であった。
「確かに、そう考えると強ち間違いとも言えぬな。高町が居たからこそ主も目覚める事が出来た」
「私も、自分の闇から抜け出せた」
「そうだ、もしかすると、なのはちゃんには僕達にない何か特別な物があるんじゃないかな」
「そんな……偶然じゃないんですか?」
 あくまで本人は否定する。
 だが、偶然と言い切るには余りにも重なりすぎる傾向がある。
 とても偶然の一言では片付けられない。
「ま、何にせよだ。俺としても話し相手が居る方が退屈しないで済むな」
「む〜、それを納得して良いのか微妙な気が……」
 甲児の言い分にちょっぴり不満を感じているなのはであった。
「でも、皆さんがそれで良いんでしたら。私は甲児さんと一緒に行きます」
「よし、決まりだな。甲児君となのはちゃんは各地を回って散らばった仲間の招集、並びに事態の確認を行ってくれ。その間敵は僕達が全力で食い止めるから」
「頼むぜ、皆」
 皆が一致した元で、甲児となのはは皆の元を一旦離れた。
 鉄の巨人に乗り込み、大いなる大空へと飛び立っていく。
 各地に散らばった仲間を見つけ出す為に。
 全ては、侵略同盟に打ち勝つ為に……




     ***




 スカルムーン基地内で、自身の椅子に座っているガンダル指令は苛立っていた。
 苛立ちの原因は勿論の事であり、現状の侵略状況に関しての事だ。
「どうしたガンダル? 何時になく苛立っているな」
「これが苛立たずにいられるか!」
 席を立ち、すぐ後ろに居たバレンドスに怒鳴り散らした。その怒号を聞きながらも、バレンドスは涼しい顔を浮かべているが。
「憎きグレンダイザーを打ち倒し、地球侵略の障害が無くなったと言うのに、侵略活動が遅々として進まんではないか! これではベガ大王のお怒りを食らう事は必然だぞ」
「ふむ、貴様の苛立ちも分かる。だが、迂闊には動けんのも現状だ」
 冷静に状況を分析した後、バレンドスはモニ
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