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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第四十九話】
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うのはやめてくださいな」
「お、俺は何も言ってねぇし」
「いやいや、いつもつまらんギャグを言ってるだろ?――と、いつまでも言ってても仕方ないな」
「ねぇ、ヒルトはあの子と知り合いなの?」
――唐突に未来から出た言葉。
「おいおい未来、『あの子』だけじゃわからんぞ?」
「ご、ごめん。――今日、私と一緒に転校してきたあの子よ」
――ラウラ・ボーデヴィッヒの事ね。
「いや、初めて会ったが――」
「なにヒルト?アンタ何かやったの?」
後ろから声が聞こえる。
二組で知り合いといえば――。
「後ろにいるわよ、ヒルト」
「あぁ、後ろに居たか鈴音。別に何もしてないし――」
「そんなことないでしょ?もぅ…ヒルトって相変わらずね」
そう未来が言ってくる。
あまりこの話題を広げたいと思わないがな、俺は。
――と、セシリアが口を開く。
「此方のヒルトさん、織斑さんが今日来た転校生の女子に叩かれそうになったところを助けましたの」
「そうなの?――てか一夏、アンタ何でそうバカなの!?」
「――安心しろ。バカは私の目の前にも二名いる」
――背後に殺気を感じる気がする。
ゆっくり振り向いたセシリアと鈴音の視線の先には、織斑先生が立っていた――。
刹那、蒼天の下で本日二度目、三度目の出席簿による一撃が二人の女子の頭に叩き込まれた――。
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