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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第四十九話】
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ナ更衣室に向かい、無事に到着した。
「うわ!時間ヤバイな!すぐに着替えちまおうぜ」
「わかってるから、黙って早く着替えればいいだろ織斑」
実際、着替えとグラウンドに向かうだけの時間を考えたら本当にギリギリだった。
予め、来る途中で制服のボタンを外していた俺は一気に脱ぎ捨て、上半身裸に――。
「わあっ!?」
「な、なんだ?」
「?」
突然、シャルルの叫び声が聞こえ、俺も織斑もシャルルの方を向く。
「どうしたシャルル?――って、早く着替えろよ?」
「そうだぜ、シャルルは知らないかもしれないが、うちの担任はそりゃあ時間にうるさい人で――」
「う、うんっ?き、着替えるよ?でも、その、二人ともあっち向いてて……?」
「???いやまあ、別に着替えをジロジロ見る気はないが――」
「男の着替え何かジロジロ見ないから安心しろよシャルル――だが、シャルルは此方をジロジロ見てるのは何でだ?」
「み、見てない!別に見てないよ!?」
両手を前に突き出し、慌てて顔を床に向けたシャルル。
――うーん、外人男子は皆こんな感じなのか?
「何にしてもシャルル、急ぎな。初日から遅刻したからって織斑先生は許してくれないからな」
そう言うと、着替えに戻る。
制服のズボンを脱ぎ、トランクスも一気に脱ぐと、産まれたままの姿――全裸状態に。
「…………」
とりあえずISスーツを腰まで通して穿いた所で背中に視線を感じた。
織斑ではなく、明らかにシャルルの視線を――。
「なんだシャルル?」
「ふぇ!?な、何かな!?」
視線が気になった俺は、顔だけ振り向くと此方に向けていた顔を慌てて壁の方に向き直し、ISスーツのジッパーを手早く上げた。
織斑も見ていたのか、感心したように――。
「うわ、着替えるの超早いな。なんかコツでもあんのか?」
「確かに早いな。俺なんかまだ腰までなのに」
「い、いや、別に……って二人ともまだ着てないの?」
「うーん、全裸になるのは気にならないが、着替えるのが面倒だし、正直引っ掛かって穿きにくいし…改善を求めたいな」
「ひ、引っ掛かって?」
何故か、シャルルは『引っ掛かって』の部分に食いつく。
男子は引っ掛かるのは仕方ないような気もしないが、シャルルは引っ掛からないのか?
――考えるのをやめよう、男のそんなのを想像したら気持ち悪くなる。
「あぁ。ISスーツ男性用のをちゃんと作ってほしいな」
「…………」
みるみるうちに赤くなるシャルルに違和感を覚えつつ、一気に上のスーツを着る
。
「よっ、と。―
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