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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第四十七話】
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「では山田先生、ホームルームを」

「は、はいっ」


連絡事項を言い終えた織斑先生が山田先生にバトンタッチする。


ちょうど眼鏡を拭いていたらしく、慌ててかけ直していた。


「ええとですね。今日はなんと転校生を紹介します!しかも三名です!」

「え……」

「「「えぇぇええっ!?」」」


いきなりの転校生紹介に一気にざわつく。


――てか織斑が四月の中頃、鈴音は隣のクラスだが四月後半に来たから今さら驚く必要もないと思うが――。


等と俺は思いながらも三度のご飯より噂が好きな十代女子、その情報網をかいくぐり、いきなり転校生が現れたのだから驚きもするのだろう。

しかも三人。

――分散させなかったのには訳があるのか?

まあ何にしても、誰か興味がわくな、これが。


そんな風に考えていると、教室のドアが開き、入って――。


「………!?」


入ってきた転校生達を見て俺の目が見開く。

だって――ここにいないはずの彼女が入って来たのだから――。


「失礼します」

「失礼しまーす」

「……………」


クラスに入ってきた三人の転校生を見て、クラスのざわめきがピタリと止まる。

――止まるのもわかる、転校生の一人が男子なのだからだ。

――だが、それ以上に驚いたのはその男子の後に入ってきた二番目の女性。


――俺たち兄妹の幼なじみ――飯山未来がそこにいたのだから…。
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