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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第四十七話】
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ー、じゃあ前のヤマヤに戻す?」
「あ、あれはやめてください!」
珍しく語尾を強くして山田先生が拒絶の意思を示した。
――何かしらトラウマでもあるのかな?
まあ言われたくないあだ名で呼ばないようにすればいいしな。
「と、とにかくですね。ちゃんと先生とつけてください。わかりましたか?わかりましたね?」
はーい、とクラス中から返事が来るが、言ってるだけの返事なのは明白だろう。
「諸君、おはよう」
「「「お、おはようございます!」」」
それまでざわざわとしていた教室が一瞬で礼儀正しく整列される。
一組担任の織斑千冬先生の登場だ。
「今日からは本格的な実戦訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人気を引き締めるように。各人のISスーツが届くまでは学校指定のものを使うので忘れないようにな。忘れたものは代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは、まあ下着で構わんだろう」
――下着だと!?
ヤバい、そうなったら色々ヤバい、主に下半身に血液集中する意味で。
――思春期の男には刺激ある授業になってしま――。
そんなエロい事を考えていると、隣の美冬から蹴りを食らう。
「あだぁっ!?」
「有坂、静かにしろっ!」
「す、すみません……」
隣の美冬を見ると、知らん顔された。
――何でエロい事を考えてるのがバレるんだ?
――話をかえて、うちの学園指定の水着はスクール水着である。
絶滅したと思ったのだが、何故か生き延びていた。
そして体操服も何故かブルマーという――セシリアの体操着は――というより外人さんは皆平仮名で書いてる謎。
普通に英語でいいような?
そして学園指定のISスーツはタンクトップとスパッツをくっ付けた感じのシンプルなものだ。
わざわざ学園指定のものがあるのに各人で用意するかというと、ISは百人百通りの仕様へと変化するもので、早い内から自分のスタイルというのを確立するのが大事だという。
もちろん、全員が専用機をもらえる訳じゃないので個別のスーツが本当に役に立つかはわからないが、そこは花も恥じらう十代の乙女の感性を優先させてくれているんだろう。
女性はおしゃれの生き物ですからってセシリアが言ってた。
そして専用機持ちの特権、『パーソナライズ』を行うと、IS展開時にスーツも同時に展開される。
着ていた服は、一度素粒子まで分解されてISのデータ領域に格納される。
ただし、スーツを含むダイレクトフォームチェンジはエネルギーを消耗するため、緊急時以外は普通にISスーツを着て展開するのがベターだ。
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