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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第九十六話    『初代・祝福の風の心の行方』
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ことを察知してしまうでしょう。ですから出てくるまで待ちましょう」
「そうだな。二人の観る映画は時間的にもう上映時間だから今からでは間に合わないだろう」
「じゃ、それまで解散やね」


………………
……………
…………


それから時間は過ぎて言って上映終了前に私達は再度集まった。
なにやらアルトリアさんとネロさんが少し怒っている感じだけど何かあったんやろか?
その視線を感じたのかシホちゃんが、

「ああ、なんか二人にもナンパしてくる輩がいてあまりにもしつこいからちょっと力を見せたら怪力女だ! とか言われちゃったのよ」
「それはご愁傷様としか言えんわ」
「あ! 出てきたよ!」

士郎とアインスが出てきた。
なにやらアインスは感動したのか涙を流していてそれを士郎がハンカチで拭いてあげていた。

「むー…なにやら面白くありませんね」
「まぁまぁアルトリア。落ち着いて」
「そうだぞ」
「今、キャスターの気持ちが少し分かりました。私ももっとシホと違う出会い方をしていたら!」
「いや、それだとアルトリアはここにはいないでしょう…?」

なにやらアルトリアさんが無意識に嫉妬をしているみたいや。
早めに二人をくっつける手を考えて手を打っておいて正解やったね。
それから二人は街の中を歩いていく。
そして一つの喫茶店に入った。
どうやらこれからお昼みたいや。

「はやてちゃん、私達もお昼にしませんか? 士郎パパを見ていたらお腹がすきましたです」
「そうやな」

それで全員一致でお昼になり二人が見える位置で食事を取っていた。
すると士郎がアインスの要望らしくスプーンでケーキをアインスの口に入れている。
そんな光景を見て、

「さ、砂糖吐く…。甘いー…」
「シホちゃん、ここが我慢や!」
「そうだぞ奏者よ。ならば余達も同じ事をしようではないか!」
「ドキドキ…」
「ドキドキですぅ!」

シホちゃんの介抱をアルトリアさんに任せて私はまた二人を見る。
どうやら話し合っているようで、やっぱり会話が聞こえてこない。
ここはシホちゃんの出番や。

「はいはい…お助けシホちゃんですよー?」
「シホ!? キャラが崩壊しています!」

シホちゃんが少し壊れ気味や。
でもなんとか我慢してもらって二人の会話を読み取ってもらった。

「どうやらアインスの好きな事を聞いているらしいわね。でもなんか士郎のくれるものならなんでもいいとアインスが言っているわ。
それで士郎が顔を赤くしているわ。なんていうか………―――爆ぜろ」
「おー! アインスも甘えっ子やね!」
「私も士郎パパに甘えたいです!」
「いいなぁ〜。帰ったらいつでも甘えられるよね、リインは?」

リインとアリシアちゃんはなにやら
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