第四章 空白期編
第九十六話 『初代・祝福の風の心の行方』
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はり緊張は拭えない。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神はやて
まさか士郎がここまで乗り気なんてな。
でもいい機会や。これを有効に活用させてもらおう。
あわよくばこのままアインスといい仲になってもらいたいものや。
これは早速追跡班を結成しなければいけない。
シホちゃん達にも協力してもらおう。
私の中で即座に色々な計画が立てられていく。
題名は『士郎とアインスのデートを追跡せよ大作戦!』や。
…うーん、いまいちのネーミングセンスやね。
ま、ええやろ。
それで私は早速シホちゃん達に連絡を取り明日非番の子を誘う事にする。
残念ながらうちの子達は他は全員仕事がある。
よってすずかちゃんやアリサちゃん辺りが妥当だろう。
そして翌日になってアインスを今、私とリイン(アウトフレームフルサイズ)、シホちゃん、アルトリアさん、ネロさん、アリシアちゃんで見守っている。
他は仕事やお稽古などで来れないと言うけどこれだけ揃っていれば安心や。
アインスはやはりオシャレをしたのかまだ時期は春先の事やし白いワンピースを着ている。
そしてさらに落ち着かないのか体をそわそわしている。
なんていうか、
「アインスにワンピースってなんか白すぎないか?」
「似合っている、でいいんじゃない?」
「そうだよ、はやて」
シホちゃんとアリシアちゃんにダメ出しをくらってしもうた。
「アインスお姉様もやっぱり女の子です! とっても緊張しているのがわかります」
「そうですね、リイン。しかしシロウとデートですか。ふむ、少し胸が痛みますね」
「どうした、アルトリア。まるで過去に恋したようなその眼差しは?」
「いえ…なんでもありません。シロウの幸せは私も願っていますから。それに私達にはシホがいますから」
「うむ、そうだな」
アルトリアさんとネロさんが妙に大人の会話をしとる。
シホちゃんも少し顔が赤くなっとるし昔になにかあったんやな?
っと、そうや。そんな事より今はアインスを見てやらんと。
だけどアインスになにやら男が数名近寄ってくる。
おそらくナンパかそこらやな。
アインスの実力なら簡単に倒すことはできるやろうけど、さて…王子様は現るか?
「お姉さん、可愛いですね。どうです。僕と一緒に遊びませんか?」
「すまない。今、人を待っているので付き合う気はない」
「そう言わず…」
「嫌だと言っている」
アインスは強気に男達を威嚇して撒こうとしている。
それは正解やけどもっと懲らしめないとあかんで?
それでやっぱり一人の男が強引にアインスの肩に手を置いて引っ張っていこうとする。
「…やめろ!」
「強気な女性だ。だが、それがいい!」
「さっさと連れてっちまおうぜ!」
「
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