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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第四十五話】
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思わず俺は小さく声をあげてしまう。

理由は簡単、出てきた女の子達の格好だ。

ラフな格好をした女子が多くて、非常に眼福だ。

下がショートパンツで上がタンクトップ、しかも下着を着けてない。

異性の目をもっと気にしてほしいと思う一方、実際はかなり嬉しいという――まさに役得。

この時だけは学園に入れてよかったと思える。


最初の頃は苦手だったが、俺もいつの間にか女子に慣れたんだな…。


「お。ひーくんと織斑君だ。やっほー」

「ええっ!?お、織斑君!?」


――悲しいかな、これが現状だ。

俺は名前すら呼ばれない…。


――それはそうと、先に見つけてやっほーと言ってくれたのは布仏本音ことのほほんさんだ。

寮に居るときはどんな時間帯でもダボダボのパジャマを着ている。

大きめのナイトキャップが直ぐにずり落ちてきては、袖の余った手で直してよろめいてるのが印象的だ。


「やー、ひーくん、おりむー」

「その愛称は決定なのか?」

「俺はどう呼ばれても構わないさ。のほほんさんに任せてるしな」


「決定なのだよー。ひーくんもこの愛称で決定ー。それよりさあ、私とかなりんと一緒に夕飯しようよ〜」


のほほんさんはよく、俺の体に引っ付いてくる。

なんというか――実はのほほんさん結構胸がでかいから……やはり意識をしてしまう。


「残念、一夏とヒルトはあたしと夕飯するの」

「わー、りんりんだー。勇気が出そうだね〜」

「そ、その呼び方はやめてよ!」


突然声を荒げる鈴音、のほほんさんはどこ吹く風といったところだ。

――リンリンねぇ…まあ想像つくが嫌な思いでもしたのだろう。


「とりあえず鈴音、落ち着きな。五人で食べても問題はないだろ?」

「よくないけど……いいわよ」


――どっちだよっ!

――と、心で突っ込んでおこう。


そんな心で突っ込んでいる時に、おりむーこと織斑が――。


「ところで、そのかなりんって子は何処かに行っちゃったぞ?」

「おわー。ほんとだーいないー」


ラフな格好を織斑に見られたのが恥ずかしかったのか、先ほど自分の腕で体を抱くように隠しながら廊下の先へと消えていった。


「あー……待って〜」


そしてそんなのほほんさんも、とてつもなく遅い速度で走っていった。


「……………」


鈴音が織斑をジト目で見ている。

理由は想像つくが――。


「何だよ?」

「一夏さぁ、何?モテてんの?」

「はあ?何処をどう見てそう思うんだよ」

「……誰がどう見てもモテてると思うがな」

「ヒルトまで。――男がいるの
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