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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第20話 機動六課初任務
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わん」
「ヴィータちゃん、一緒に頑張るです!!」
「おう!!」

「………」
「なのは?」
「えっ、何?」

ヴィータ達が話している反対側の席で俯いていたなのはにフェイトが声を掛けた。

「大丈夫?」
「大丈夫だよ?おかしなフェイトちゃん」

そう言って笑うなのはだがその顔に少し影があることにフェイトは気がついていた。
恐らくはやてもその事に気がついていたが2人共特に言葉をかけるような事はしなかった。

(おそらくバルトさんの事だろうな………)

あの密会の後、なのはの後に部屋に入ったフェイトは布団に潜り込んで丸まって寝ていたなのはを見て、自分の思った様な展開にはならなかったのを感じた。

(あの時は聞けなかったし、その後も普通にしてたからあまり気にしなかったけど………)

だからこそフェイトもはやても最初は気がつかなかった。だが最近になってなのはの様子がおかしい事に気がついた。………というよりなのはの方が徐々に変わり始めて来たのだ。
例えば今みたいに俯く場面が度々現れ始めた。と言っても普通の人じゃ気がつかない変化だ。

それでもフェイトとはやては深くその話を持ち上げなかった。
気が引けるのもあるが、掘り返してヴィヴィオを含めた3人の中を壊したく無かったのだ。

(でも本当にバルトさんはカリムさんを選んだのかな………)

バルトに聞こうにも中々聞けないフェイトはモヤモヤとした気持ちとしばらく付き合うのだった………










「ふぁ………眠い………」
「ちょ、バルトさん何欠伸してるんですか!!シャキッとしてください!!」
「やかましい。今から気張ってたら本番で持たねえぞ」
「バルトさんの言う通りよ。バルトさんみたいに完全にリラックスしてなさいとは言わないけど少し落ち着きなさい」
「ギン姉………」

ギンガに言われ、しゅんとするスバル。
まさか注意したはずが、自分がダメ出しされるとは思わなかったスバルは2倍分のダメージを受けた。

「何をそんなに落ち込んでるのよ。落ち着きなさいって言われただけでしょうが………全く、スバルは直ぐ態度に出るんだから………しっかりしなさい」
「はぁ〜い………」

まるで母親の様な言葉にスバルも普通に言葉を返す。

「ふふ………」
「加奈さん、人事だと思って………」
「まあティアナの苦労も分かるわよ。私の相棒も最強とか言われてるけど基本ヘタレで頼りないからね………」
「加奈さん、加奈さん!!何で加奈さんは大悟さんと付き合う事になったんですか!!」

そんな会話をした加奈にスバルがまるで抱きつくかと思われる程の勢いで聞くスバル。

「ちょっと今そんな話は………」
「私も聞きたいです!!」

そこにまさ
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