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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第20話 機動六課初任務
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は毎度手を焼かれていた。
「まあ今回は零治君は陽動で、レリックの回収までの時間稼ぎだから問題無いさ。それに機動六課の面々がそんなに苦戦するとは思えないしね」
「まあなのは達を含め、大悟や加奈が負けることは思い浮かばないからな………」
「でもそれなら別に零治が出る必要無いんじゃないか?」
ノーヴェがマイカップのコーヒーを飲みながらそんな事を言う。
「そうもいかない。何が起こるか分からない以上、やはり陽動は必要。それに黒の亡霊が別にいることを示す必要もある」
「でもドクター、私達が成功しちゃったら機動六課の評判落ちちゃうんじゃ無いんスか?」
「そこはちゃんと考えてある。今回の要………いや、これから六課が防衛に入る際、要になるのはセインだ」
「………………はい?」
ビシッ!!と探偵みたいに指を指すスカリエッティにセインは口を開けたまま情けない声しかあげられなかった………
そもそもこんな状態で黒の亡霊が表に出たのは訳がある。
零治自身、それは必要な事だと気持ち的にも準備はしていたが、予想以上に早く、スカさんに提案された時は流石に慌てた。
出るまでも無いと判断出来れば零治も断る事もできるが、断れない内容であったため協力することになったのだ。
その内容とは………
「先日、ドゥーエの調べで最近管理局でレリックが横流しされていることが分かった」
原作を知っている零治にとっても見過ごす事が出来ない内容だったから………
翌日………
『それじゃあ皆、配置についたな?』
連絡を受けた新人10人がそれぞれ頷く。
『今回運搬するリニアレールは5両。その中心の1両に重要貨物専用車両がある。そこにロストロギアを保管しているんや。1両目と5両目には本局の魔導師が、私達はスターズが2両目、ライトニングが4両目に配置し挟むように重要貨物専用車両を守ってもらうで。この車両は普通の車両より堅固に出来ておるからそう簡単に外から攻撃して奪取するのは難しいはずや。それと見て分かる様に車内は資財の運搬にも利用されるため、かなり広い作りになっておるから、あまり訓練していない室内戦もこなせる筈や』
はやての説明を受け、それぞれ返事をする新人達。
『いい返事や。皆、気を付けてな』
そう言ってはやては通信を切った………
『新人の皆は配置OKや』
「うん、じゃあ私達もヘリでリニアレールを追うね。ヴァイスさんお願いします」
「了解だ」
ヴァイスがそう返事を返すとヘリのプロペラが大きな音を立てながら回り始めた。
「今回は私がリインとユニゾンするな」
「ああ、それで構
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