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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
加速する誤解
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「「「「「なにぃ!?」」」」」

 え?

「か、かかかかかか、カルラさん! あなたもう五回もしていると仰いいましたの!?」

「ま、まさかそんな……既にそんな回数を……一夏は私の嫁だというのに私だって一度しかしたことがないのだぞ!」

「五回……五回かあ……そっかあ、あははは」

「よし解体(バラ)そう! 今直ぐ5体ばらばらに!」

 な、なんてベッタベタな誤解をしているんですかこの人たちは!

「ですから誤解なんです! 皆さん、誤解してるんです!」

「今度は自慢か!」

「はしたないですわよカルラさん! 人前でキスの自慢話など!」

 うわー、うわー! もう駄目だ、何言っても誤解されるパターンだ! こういう場合は逃げ……
 しかし まわりこまれてしまった!
 もうそれはいいです!

「さあ、抜け駆けの理由を洗いざらい話してもらおうか……」

「大丈夫だ。痛みは一瞬だ」

「カルラ? 白状した方がいいと僕は思うんだけどなー」

「いえいえ、この際ですし実際に一夏さんの目の前で自白させるというのも」

「なるほどね。流石イギリス人はえげつないわ」

「鈴さんそれは褒めておりませんわよ」

 まずいまずいまずいまずいまずいまずい! もう駄目です。私の人生今日で終わりです。社会的な意味で、平和な学園生活的な意味で!

「でねー、それでさー」「えー」

 その時、わずかに聞こえた声と共にガチャリ、と屋上の扉が開きました。一瞬だけ全員の視線がそちらに向きます。今だぁ!
 私は振り返って一歩だけ下がってから思いきり足を振り上げて屋上の壁に足をかける!

「む、逃げるか!」

 いち早く気付いたラウラさんが私の足を掴もうとしたのでその足を持ち上げて壁を蹴る! 体をゆっくり回転させ、スカートを翻しながらラウラさんの真後ろに着地。真横からタックルを仕掛けてくる鈴さんを更にもう一歩下がることで回避して左側にいるセシリアさんの方に受け流すことで妨害、シャルロットさんは逃げる方向の反対側なので無視して残るは……

「ここは通さん!」

 刀を持って仁王立ちする箒さん! 刀を抜いてないだけマシですけどやっぱり怖い! というわけで……

「ごめんなさい!」

「なに!」

 先ほど鈴さんからもらった学校新聞を箒さんの顔面めがけて広げます。視界を塞がれた箒さんが一瞬だけ怯んだ隙にスカートがめくれるのも気にせず思いきりスライディングして真横を抜け……た! 一瞬で立ち上がって階段を下りるために扉へ猛ダッシュ。目的地は新聞部。あれを撤回してもらわないと明日の私はありません!
 扉を開けて階段を降りるために飛び込んだ瞬間……

「わあ!」

「あら」

 目の前に人
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