暁 〜小説投稿サイト〜
IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
加速する誤解
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かなかっただけですか。
 近くのお手洗いで目を洗うと幾分かすっきりしました。後は部屋に戻って目薬をすれば大丈夫でしょう。
 その後皆さんと食堂で合流しいつも通りの騒がしい食事を終わらせ、箒さんと寮に戻って就寝しました。次の日に何が待ち受けているのかも知らずに……


 翌日、なぜか朝から教室の空気がおかしいです。
 具体的には皆さん私と一夏さんの席を遠回しに見ています。いつもなら朝来た時に真っ先に話しかけてくるセシリアさん、ラウラさん、シャルロットさん、箒さんと言った面々が全く近寄ってこず、一番後ろのセシリアさんの席の周りでこちらを見ながら何かささやき合っているように見えます。特に箒さんは朝起きた時は普通だったのに今ではこちらを見て目で「どういうことだ!」と訴えています。何で?

「一夏さん、何かやりました?」

「さあ? 何も心当たりはないんだが……カルラは?」

「全く……」

「だよなあ」

 一夏さんじゃないとすると私ってことなんでしょうけど生憎私も何も思いつきません。そもそも一夏さんと私の両方が避けられているようですし、どちらか片方だけという問題ではないでしょう。となると私と一夏さんが両方関わっていることになるんですけど……それの方が全然思いつきません。一体何が……
 結局その日は昼食時、授業時、放課後まで通して遠巻きにされていました。そして放課後、HRが終わった瞬間……

「かーるーらーちゃん、おくじょーいこ♪」

 扉を壊さんばかりの勢いでものすごい笑顔の鈴さんが乱入してきました。何ですか急にそんな軽い感じで今からカツアゲしますみたいな宣言! そりゃあ私が逃げようと席を立つのも無理がな……

「そうだな」

「ああ、我々も話がある」

「いいよねカルラ?」

「友達ですものね?」

 わたしは にげだした!
 しかし まわりこまれてしまった!!
 え、ええ!? 何で皆さん笑顔が怖いんですか!? ええ、何故なんですか!?

「お、おーい……」

 一夏さんが何かを言いかけた気がしますが私は両手両足を拘束されて正におみこし状態で屋上に連行されました。そのまま壁を背中にされて逃げ場をなくされた上に代表候補生4人と1人の剣士に囲まれました。皆さん笑顔が凍りついていてすごい怖いんですけど……でも本当に原因が思いつかないんですけど! そんな中最初に言葉を発したのは鈴さんでした。

「これ、どういうことか説明してもらえるかしら―?」

 その額には青筋が浮いています。いったい私が何をしたと……とりあえず鈴さんが何かを突き付けてきたのでその紙を見て……見て……み……

「な、何ですかこれはーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 鈴さんが持っていたのは学校内新聞。そしてそ
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