36*外野が邪魔
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も今では後悔してるがな!!」
「ふーん、そっかぁ……ザケンナ」
流石にこれはキレたね、シルバちゃんの時以上にプッツンした。
自分は鍔ぜり合ってたセブルさんの剣を弾きとばし、彼の首筋に刀を当てる。
「おまえ、それ真面目に言ってる?」
「くっ……何がだ…」
悔しそうに顔を歪めるセブルさんは、本当に何もわかっていないご様子である。
この態度がさらに自分をむかつかせてくれた。
「わからない?心と記憶を司る種族が聞いて呆れる……苦しみながら眠れこのゲスが」
ゴキッ!
「ゴッ!ガバッ!!」
自分は渾身の力を込めてセブルさんを再び袈裟斬った。
もちろん殺しはしないつもりだが、さっきの一撃よりは遥かに強い。
たださっきとは違い、袈裟斬ったまま後ろでなくて地面におもいっくそたたき付けたので彼を中心に隕石が落ちたようなクレーターが出来上がった。
「……とりあえず、おまえの彼女に対する深い愛情は歪んでいる。同じ愛情でも、自分の方がまだ正常だと言えるよ」
気絶してて聞こえないだろうけど、自分は彼に向かい語りかけたが、当然返事はない。
自分も自分でなんだかんだでフラフラなので、彼をほっぽって城に戻ろうとして後ろを向いた、すると
「あ……せん、せ……」
目を赤く腫らした、渦中の吸血少女がそこにいた。
……自分の戦いは、まだ終わってないようである。
ちなみにそのさらに後ろで眼をキラキラさせながらこっちを見ているエリザとかバリスや、嫌らしいニヤニヤ笑いをしているリム副隊長にはあとで制裁(いやがらせ)をする事にしよう。
よくみたら他にも近衛隊やら一般兵士やらもいるが、まぁあいつらの笑顔がムカついたからだ。
……あ、今関係ないけどエリザからヘッドフォン返してもらってない。
制裁ついでに返してもらおう。
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