暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第四十一話】
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


よく通り、いつも以上に頼もしく聞こえるセシリアの声。

刹那、客席からブルー・ティアーズのビット四機と狙撃銃による一斉射撃により、敵ISを撃ち抜く――。


遮断シールドは、セシリアの居てる一部分だけの発生機を破壊した結果、援護を受けられる状態になっていたのだ。

小さな爆発音が鳴り、敵ISは地上に墜落した。


『ふぅ……ギリギリのタイミングでしたわ』

『ははっ、セシリアなら問題ないと思ってたさ、俺はな』

『そ、そうですの……。とっ、当然ですわね!何せわたくしはセシリア・オルコット。イギリス代表候補生なのですから!』


その台詞を聞き、思わず苦笑しながら、織斑から突き刺さった天狼を投げ渡され、受け取った。


「さ、終わった事だし――これから再戦か――」


言い終わる前に警告音が頭の中に鳴り響く、確認すると先程倒したはずの無人機が再起動していた。


「……っ!?やらせるかよッ!!――はぁぁああああっ!!!」


片方だけ残った左腕を、最大出力形態に変形させたISが、地上から俺を狙っていた。


皆が俺の名を叫ぶ中――放たれたビームの中へ飛び込む俺。

残った左腕の装甲を切り裂く手応えを感じながら、俺の意識はそこで途絶えた――。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ