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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第四十一話】
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よく通り、いつも以上に頼もしく聞こえるセシリアの声。
刹那、客席からブルー・ティアーズのビット四機と狙撃銃による一斉射撃により、敵ISを撃ち抜く――。
遮断シールドは、セシリアの居てる一部分だけの発生機を破壊した結果、援護を受けられる状態になっていたのだ。
小さな爆発音が鳴り、敵ISは地上に墜落した。
『ふぅ……ギリギリのタイミングでしたわ』
『ははっ、セシリアなら問題ないと思ってたさ、俺はな』
『そ、そうですの……。とっ、当然ですわね!何せわたくしはセシリア・オルコット。イギリス代表候補生なのですから!』
その台詞を聞き、思わず苦笑しながら、織斑から突き刺さった天狼を投げ渡され、受け取った。
「さ、終わった事だし――これから再戦か――」
言い終わる前に警告音が頭の中に鳴り響く、確認すると先程倒したはずの無人機が再起動していた。
「……っ!?やらせるかよッ!!――はぁぁああああっ!!!」
片方だけ残った左腕を、最大出力形態に変形させたISが、地上から俺を狙っていた。
皆が俺の名を叫ぶ中――放たれたビームの中へ飛び込む俺。
残った左腕の装甲を切り裂く手応えを感じながら、俺の意識はそこで途絶えた――。
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