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主人公と戦えてよかったと思ってる」

 二人とは半日も経っていないがすごく楽しかった。本当にココで別れるのは惜しいくらい。しかし、自分には元の世界が二人にはこちらの世界でやらなければならないことがあるだろう。なので、ゲツガは二人に向けて言った。

「二人と冒険してとても楽しかったぜ。まだ色々と冒険したかったけど二人にも俺にもやらなきゃいけないことあるもんな。また、こんな体験が出来る時には今度はゆっくりと話そうぜ」

「ああ、俺もそうしたいと思ってる。今度はこっちのキリトやアスナも紹介してやるよ」

「私も楽しかったわ。今度はもうちょっとゆっくりしていきなさいよ」

 互いに握手をするとゲツガはチケットを手放す。するとチケットはダンジョンのあった地面のほうに行き、吸い込まれた。あそこから帰れるということらしい。

「じゃあ、二人とも元気でな」

「ゲツガもな」

「しっかりやりなさいよ」

 そしてゲツガは地面を降りるようにして中に吸い込まれて消えた。
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