暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
決着
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
トから回復結晶を取り出して完全回復する。HPも回復し、体の痛みも抜けた。

「すまねぇな。ちょっと痛みがひどすぎて気絶してたわ。もう俺も本気出していくから」

 そう言ってゲツガは一瞬でリクヤの隣まで来ると素早くリクヤが抑えていた波動を真っ二つに切り裂いた。波動を二つに切ると勢いをなくして霧散した。

「……ったく。そんな隠しダマを持ってんだったら早く使えよ」

「これは諸刃の剣みたいなものだからあんまし使いたくないんだよ」

 そう言うとリクヤはユカのほうに目をやる。ユカはアッシュと戦っていた。ゲツガは頷くとすぐにアッシュのもとにかけた。一瞬とまではいかないがすぐにアッシュのもとに着く。そして素早く剣を振るう。

 しかし、アッシュは一瞬早くゲツガの存在に気付きそれを回避する。

「ちょっと、ゲツガ!危なかったんだからね!」

「悪いって、こっちにも色々と事情があるから」

 そう言ってアッシュに向けて剣を振る。今までとは違う一撃。アッシュはそれを受け止めようとはせずに避ける。そしてスキルを使う。

「閃光墜刃牙!!」

 ゲツガは剣を握り潰して、無理やりキャンセルさせる。さすがに無茶無謀無理なものをみてユカは口を開ける。さすがにアッシュの顔も驚きが隠せていない。ゲツガは一瞬でかたをつけるために剣を振り下ろす。

アッシュも簡単には負けまいとスキルを使用する。

「穿衝破!!」

「もう食らうかよ!!」

 ウェポンキラーの応用でアッシュの腕ごと切り落とす。そして、スキルがキャンセルされたアッシュは何も出来ないまま、ゲツガの剣撃を食らう。殺陣で威力の上がった剣撃を五発も食わせるとアッシュの残り体力が数ドット残ったところで攻撃を止める。止めたのは、アッシュから殺気やヤル気がなくなったからだ。そしてアッシュはこちらを苦笑しながら見て言った。

「なんて出鱈目のことが出来るんだよ、お前は」

「それは俺はバグ的な存在だからな」

「ったく、ふざけた野郎だ」

 そう言うとアッシュはまだある腕の手に拳を握って突き出してきた。ゲツガは意味を察して自分も突き出した。アッシュの拳と自分の拳を打ちつける。そして話すと、アッシュはその拳を広げると中に紙らしき物があった。それをゲツガはもらう。

「お前が帰るために必要なものだ」

「これがか?」

「そんなことは知らん。だが、お前に必要なものだろう?」

 それをよく見るとこの世界に来る前にゲットしたものと酷似していることに気付いた。

「ああ多分、ありがとう」

「別に大丈夫だ。俺には必要ないからな」

 そう言って途端、大きな揺れが襲った。

「なんだ!?」

「なんなのよ、これ!?」

「おい、ゲツガ、ユ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ