暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
決着
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リクヤが叫ぶ。すると、ゲツガに一瞬のノイズがかかったように見えた。するとゲツガはゆっくりと立ちあがり、回復結晶を取り出すとヒールと唱えて全回復する。

「すまねぇな。ちょっと痛みがひどすぎて気絶してたわ。もう俺も出し惜しみ無しの本気出していくわ」

 そう言うとリクヤの防いでいる波動のところまで一瞬で到着する。あまりの速さに目を疑うがその後のほうが問題だ。

「うらぁ!」

 波動を真っ二つに叩き割ったのだ。実体のない物にこんなことが出来るのであろうかと言う疑問が出来上がるがそんなことはもうどうでもよかった。

「……ったく。そんな隠しダマを持ってんだったら早く使えよ」

「これは諸刃の剣みたいなものだからあんまし使いたくないんだよ」

 そう言ったゲツガにアッシュの方にいるユカに視線を向ける。ゲツガは一瞬で理解して頷くとアッシュの方にものすごい速さで行った。これは自分も本気を出していくしかないなと思い素早くもう一つの剣、キャリバーンを装備した。

「こっからは俺も出し惜しみなしで行くぜ!」

 そして二刀流スキル《ダブルサキュラー》を使用する。ルークは必死に応戦しようとするが先ほどの秘奥義の疲労と剣が二刀になったことで防げなくなり相当な勢いで体力が減っていっている。

「うおおおおおおお!!」

 リクヤは最後の一撃をルークに向けてはなつ。それをルークは防ぐが剣が先に駄目になって折れてしまい、斬撃を食らった。しかしその攻撃で決めることが出来ず、ルークのHPは数ドット残った。武器を失ったルークは反撃するかと思いきや、笑みを浮かべると口をゆっくりと動かして言った。

「おまえ、強いな。正直、こんなになるまで戦うなんて思ってなかった」

「ああ、俺も。だけど正直戦えてよかったと思うよ。テイルズの主人公と戦えて感動したよ」

「なんかわからないが喜んでもらえたならよかった。それと悪かったな、いきなり攻撃して。何か知らないけど体が勝手に動いてたんだ」

「別にいいぜ。こっちは正直、戦う気でいたんだからな」

 リクヤは二カッと笑うとルーク苦笑した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 背中を打ちつけた瞬間、意識が飛んだ。意識を飛ばないように我慢してきたがさすがにもう無理だったようだ。だが、意識がないのに声が聞こえてきた。

「何、ぼさっと座ってんだよ、ゲツガ!お前、それでも攻略組かよ!!さっさと立って自分のやるべきことをしろ!!」

 その声が耳に届く。その声は耳よりも心に響く感じがした。その瞬間、意識はもうろうとだがなんとか起きる。あんな強い相手なら出し惜しみも無しだ。俺も本気で行ってやる。そう思ってスキル、殺陣を使用する。すると体中は痛いが意識は完全に覚醒する。ゲツガはポケッ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ