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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三十四話】
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とめ始める。
「そうですわね、そろそろ教室に戻って次の授業の準備をしませんと」
セシリアも賛同するように頷き、自身が食べていた洋食ランチの皿を持って返却口へと向かった。
「あー、そうだね。私も授業の準備しなくちゃ。――じゃあ織斑くん、篠ノ之さん、凰さんお先に」
美冬も同じように皿を片付けに行った。
「じゃあな、三人とも。よく話し合えよ〜」
俺はそう言い残し、皿を返却口へと持っていった。
正直、誰が織斑のコーチをするとか聞いてられないのが現状だ。
人のことより出遅れてる自分の事が重要だ。
食堂を出てすぐそこに、セシリアがいた。
「あ、ヒルトさん」
「よぅ、待っててくれたのか?」
「えぇ。美冬さんは訓練機の申請と許可を受けに行きましたわ」
「そっか。――悪いなセシリア、いつも訓練に付き合ってもらってさ」
「い、いえ。わたくしで良ければいつでも言ってくださいまし」
「あぁ。遠慮なく頼ませてもらうさ、これが」
そう俺は口にすると、口元に手を当てて微笑むセシリア。
最初にあった頃から考えると信じられないな、こうやってセシリアと話をしあえるのって……。
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