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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三十三話】
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ないといけないし――まあ使ったら余計なお世話だと言われたので俺はもう何も言わないが。
「今のお前に女子を気にしている余裕があるのか?」
「ん? 織斑なら気にしても大丈夫なんじゃねぇのか?」
俺がそう篠ノ之に言うと、目付き鋭く睨まれた。
「貴様に聞いているのではないっ! 来月にはクラス対抗戦があるだろう、そっちを気にしていろ!」
もうやだこの人、何か毛嫌いされまくりで泣きたくなる。
「クラス対抗戦……ヒルトさん。クラス対抗戦に向けて、より実戦的な訓練をしましょう」
提案を出したのはセシリアだ。
現状の訓練だと、セシリアに頼むのが一番いい。
美冬も居るが、訓練機の申請には時間が掛かる。
クラス対抗戦、その名の通りクラス代表同士によるリーグマッチ戦だ。
本格的なIS学習が始まる前の、スタート時点での実力指標を作るためにやるのが目的らしいが……。
とはいえ、生徒にやる気を出させるために、一位クラスには優勝商品として学食デザートの半年フリーパスが配られるという景品が付くのだ。
「とにかく、やれるだけやるしかないようだな」
「やれるだけでは困りますわ! ヒルトさんには勝っていただきませんと!」
「そうだよお兄ちゃん。頑張ってよ!」
「有坂くんが勝てば、クラス皆が幸せになれるんだよー」
「そうだぜ、ヒルト頑張って勝てよ」
皆が好きに色々言ってくれている、戦うのは俺だからだろう。
空の飛べない俺にはなかなかキツいが、弱音も吐けない。
今でも代表を織斑と替わったら?と、一部の女子には言われる始末だし――。
考え事をしている間に、俺の周りはあっという間に女子で埋め尽くされた。
慣れたようでなかなか馴染めない女子の集団。
「有坂くん、頑張ってねー」
「フリーパスのためにもね!」
「今のところ専用機を持ってるクラス代表って一組と四組だけだから、余裕だよ」
でも確か、訓練機と差別しないために、同等の性能に制限されると年上の先輩に聞いたが……。
聞いたのは、更識先輩に訓練のお礼を言うため探したのだが忙しいらしく会えなかった時だ。
一部の先輩に色々教えてもらったが、今年から変わったのだろうか?
やいやいとクラスの女子が騒ぐ中、教室の入り口から声が聞こえてきた。
「――その情報、古いよ」
そんな聞き慣れない声と共に、教室の入り口から入ってくる一人の女の子。
「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。 そう簡単には優勝出来ないから」
そして入ってきた子はそのまま教室の入り口のドアにもたれ掛かる、その子は腕
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