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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三十二話】
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臓に悪いこと言わないでほしいが。


「ん、冗談だよお兄ちゃん。 ……兄妹じゃ、問題あるもんね……」


 何処か美冬の声色が落ちていた、取り敢えず照れ隠しをしつつ俺は――。


「あ、当たり前だろ。 全く……まあ甘えるのは構わないが、あまり変な発言するなよ?」

「はぁい……。 何だか美冬、眠くなってきちゃった……」


 そう告げる美冬、うとうとしている美冬をお姫様抱っこして隣のベッドへ――元々服装は、ラフな寝間着用の服を着ていたため、そのまま寝ても問題はないだろう。


「ん〜……。 お兄ちゃん……おでこにチューしてくれたらちゃんと寝れそうかも……」

 そう俺を見ながら、自分で髪を手で掻き分ける美冬。


「ん……。 仕方ないな」


 そんな妹の頭を優しく撫でると、そっと額に口づけを落とす。


「……えへへ。 ありがとう、お兄ちゃん……」


 そのまま美冬は寝息をたて、深い眠りへとついた。


「……たまにめちゃくちゃ甘えん坊になるよな、美冬は」


 既に寝息をたてている美冬の頭を撫でたあと、俺もベッドに寝転がり、そのまま眠りについた――。


 そんな俺には明日、一波乱があるとはまだこの時気づいていなかった――。
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