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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三十二話】
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あっ?――き、9」
「ぶー、74.375でしたー」
――わかるかぁっ!!
そんな内心の全力突っ込みの中パシャリ――デジカメのシャッターが切られた。
「はい、有坂君お疲れ様ー。 じゃあ次は織斑君とセシリアちゃんのツーショットね」
そう黛先輩が言うと、俺は端へと追い出された。
ここからがメインと言わんばかりに、写真を取り始めた。
――まあ明らかに織斑の歓迎会だし、何だか精神的に疲れたので部屋で休もう。
そう思い、俺はワイワイ騒がしい食堂を気付かれずに出て、一人自室へと戻っていった――。
――1025室――
時間は流れて、既に十時過ぎ、部屋の扉が開く音が聞こえた。
「お兄ちゃん、ただいまー」
「ん〜……、おぅ〜……」
横になっていた俺は、気だるそうに返事をする。
それを聞いた不満な表情を浮かべながら美冬は――。
「もうっ! 可愛い妹が部屋に帰って来たんだからちゃんと見てよっ!!」
頬を膨らませた美冬は、何を思ったか俺が横になっているベッドへ――というより俺に目掛けてダイブしてきた。
「どーんっ!」
言葉と共に衝撃が伝わる、思わず俺は――。
「ぐぇっ。 ――み、美冬、いきなりなんだよ」
ダイブした後、ちょうど俺の腹の上に跨がるように座り直す美冬。
――妹がはしたないことするなと言いたいが、まあ他の人にはしてないようだし、何も言わない。
「お兄ちゃん、お疲れ様ー」
「んー? 別に疲れるほどの事はなかったような気がするが?」
とは言いつつ、精神的な疲れはあったのだが――。
「あははっ、それもそうだね。 ――どちらかと言えば織斑君が疲れた感じだったかな?」
「ふぅん、まああいつが主役だったんだし。 いい思いをしたからいいんじゃない?」
「ふふ、お兄ちゃん。 織斑君が羨ましい? モテるから」
突拍子もない美冬の言葉に、俺は目を見開いたが、直ぐに否定の言葉を口にした。
「いいや、別に羨ましいとは思わないな。 俺は俺であいつはあいつだ」
「ふふ、お兄ちゃんならそういうと思った」
そういうと、美冬は身を委ねるように体を此方に預けてきた。
こういう時はだいたい美冬は俺に甘えたがる。
「ん〜、お兄ちゃんにこうやって甘えるの久しぶり……」
「そうだな、まあしかし――流石に兄妹だからこういうのもそろそろやめないとな?」
「え〜?いいじゃん。別に兄妹でえっちな事するわけじゃないし」
「ぶっ!?」
突然の発言に、思わず吹いてしまう。
じ、冗談でも心
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