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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三十一話】
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しまった。
「も、もぅ! 言わないでくださいなっ!」
俺はセシリアから少し離れると、それを確認したセシリアは銃器を光の粒子に変換した。
――『収納』と呼ぶらしい――。
そして新たに近接用の武装を『展開』。
――だが、セシリアの手のひらの上の光はなかなか像を結ばず、くるくると空中をさ迷っていた。
「くっ……」
「まだか?」
急かす織斑先生の言葉に、セシリアは――。
「す、すぐです。 ――ああ、もぅっ……!! 『インターセプター』!」
セシリアは、武器の名前を叫んだ。
それにより、イメージがまとまり、光は武器として構成された。
先ほど、俺も叫んで武器を出したのだが、教科書の最初のほうに書かれている『初心者用』の手段であり、それを使わないと武装を展開出来ないというのは、代表候補生のセシリアにとっては屈辱的なことらしいのだが。
俺としては、初心忘れるべからずだから良いと思うがな。
「……何秒かかっている。 お前は、実戦でも相手に待ってもらうのか?」
「じ、実戦では近接の間合いに入らせません! ですから、問題ありませんわ!」
「ほう。 ……有坂との対戦で初心者に懐を許していたように見えたが?」
「あ、あれは、その……」
ごにょごにょとまごついて、セシリアの言葉は歯切れが悪かった。
まあ、間合いを許したのはセシリア自身も俺に入られるとは思わなかっただろう。
そんな風に頭で考えながらセシリアと織斑先生のやりとりを眺めていると、横目で睨まれ、そして次に送られてきたのは個人間秘匿通信、俗にプライベート・チャネルと呼ばれるものだ。
『あ、貴方のせいですわよ!』
『お、俺のせいかよ……』
『そ、そうですわっ! ……貴方が、わたくしに飛び込んでくるから……』
――だって、もう矢が尽きてたらそうするしかないじゃん。
『せ、責任をとっていただきますわ!』
『何だよ、セシリアを嫁に貰えばいいのか?』
『な……っ!?〜〜〜〜っ!!』
プツンッ――と、音がなった気がした。
改めてセシリアの表情を見ると怒っているのか耳まで真っ赤になっていた。
――返信も返せるので、返信したが、プライベート・チャネルは一方的に相手に送り付ける事も可能だ。
使うイメージは『頭の右後ろ側で通話するイメージ』だそうだ。
「時間だな。 ……今日の授業はここまでだ。 有坂、織斑、グラウンドを片付けておけよ」
「了解〜」
自分の穴だけ埋めとけば良いだろう、織斑のは――まあ自爆だし、仕方ないだろう。
「お兄ちゃん、手
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