暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
行動開始〜
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たもんじゃないわよ。・・・今、丁度親もいないし、ここを隠れ家に使いなさい」

「・・・」

「いい?あんたは一人じゃないんだから、少しは頼りなさい。・・・これでも少しだけ早貴よりお姉さんなんだしね」



「里香・・・ありがとう・・・ありがとう・・・!」


あの時と逆・・・わたしが里香に泣き付き、里香がわたしを慰めてくれた。しばらくして・・・

「里香・・・わたしのバッグは?」

「あるわよ。これでしょ?」

「うん」

里香から受け取り、PCを起動させる。・・・正直動くか不安だったが、その心配はなさそうだ。USBを差し込み、須郷のデータを漁るが・・・あまり入っていない。どうやらここまで須郷に読まれていたようだ。

「・・・ALO・・・なに、これ」

「ああ、それ?最近流行ってるらしいのよ。SAO並だとか・・・」

「・・・ふーん・・・」

・・・待てよ?IDオベイロン・・・わたしはネットでALOについて調べる。

「“最初に世界樹に辿り着き、妖精王オベイロンと謁見したものがアルフと・・・”・・・はっ」

わたしは笑う。

「何がオベイロンよ・・・ふざけないで、須郷・・・伸之・・・!」

更に誰かが上げたスクリーンショットを見た時・・・衝撃だった。

「これ・・・お姉ちゃん!?」

「え!?どれよ!?」

里香も覗き込む。・・・見間違える筈がない。あれは・・・明日奈だ。・・・どうやら、やることは決まったようだ。

「里香・・・お願いがあるんだけど・・・」

わたしは・・・行くしかない・・・










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