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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十九話】
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くなってしまったな。


「さて、学園へ戻るか」

「あ、はい。 ヒルトさん、エスコートお願いしますわ」

「ま、またエスコートか?」


 ――と、俺自身苦笑しながらセシリアに聞くと、頬を膨らませたセシリアが。


「もうっ! 女性に恥をかかせないでくださいな……意地悪ですわ、ヒルトさん……」


 顔を赤く染め、頬を膨らませたまま上目遣いで見るセシリア。

「わ、わかったって。 ――じ、じゃあお嬢様、どうぞ」


 そうセシリアに伝えると、腕を組みやすくする。

 するりと――自然に腕を絡ませてきた。

 そんなセシリアは、熱っぽい視線を俺に向けながら――。


「うふふ。 で、ではヒルトさん、帰りましょうか?」

「あぁ、遅くなったしな。 腹も減ったしな」


 そう伝えると、にこりと微笑んで俺とセシリアは学園へと帰っていった。

 ――誰かが見たら、勘違いされそうだよな、こう――腕を組んで学園へ帰ってきたら。


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