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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十八話】
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道中、道行く男たちにリア充爆発しろ、とか両手に華で羨ましいやら何やらとそんな声が聞こえる中、俺たち三人は買い物をしていた。
――まあ、両手に華は間違いないがな、これが。
未来も中学の時は男子から人気が高かったし、セシリアも可愛いと思う。
――前はつんけんしていたのが、今じゃ俺に対する態度が軟らかくなったからな。
そして、今現在女子二人はブティックの中に入っている。
俺はこういう所に入ると、必ず誰かしら品物直せやら手伝えとか、時給も払わされずにこきつかわれる為、近場のベンチで待機中。
本来ならそういうのも社会的問題になるのだが、女尊男卑な昨今――泣き寝入りするしかないのだ。
バイトの時給とか月給にも差が出るぐらい、世界が変わったのは何かの陰謀なのだろうか。
ちらほらと、街中を観察していると女子にパシられたであろう男子が自動販売機で飲み物を買っていたり、ファストフードでハンバーガー等を買っていたりと様々だ。
――反論や反抗的態度をとれば、女子一同から村八分まで落とされるのだから仕方ないが……。
俺も中学時代、それで村八分扱いされていたんだし。
そのせいか、一部の女子がすごく苦手な上に、元来の性格上、反論してしまうために煙たがられていた。
――面は良いのに、女の子に反論するなんてサイテー――。
――そんなことをよく言われていた。
面は普通ぐらいにしか思わないんだがな、これが。
――そんな昔の事を思い出していると、ブティックから仲良く談笑しながら未来とセシリアが出てきた。
――さっきまで何か一触即発だった気がするのだが――。
と、そういえば未来は喧嘩した相手でも直ぐに仲良くなる特技があったな。
だから同性からも異性からも人気があったのかも――。
「あら? ヒルトさんって、そうだったのですか♪」
「ふふ、そうなの。 ヒルトって小さい頃から――」
――な、何故俺の話題。
しかも、明らかに俺の小さい頃の話をしている気がするのだが。
小さい頃の話しか――色々ありすぎて未来がどの話をしたかわからん。
「あ、ヒルト。 待った?」
「ヒルトさん、お待たせしました」
俺の視線に気づいたのか、二人して駆け寄ってきた。
「んにゃ、待ってないぜ? ――てか、えらく仲良くなったな、二人とも」
そう俺は二人を見ると、未来とセシリアは互いに見あった後、俺を見て二人とも笑いだした。
「な、何だよ。 何か俺がおかしいのか?」
「あははっ♪ ご、ごめんごめん。 セシリアさんとヒルトの小さい頃の話をしててね」
「え、えぇ。 ヒルトさんに関する貴重な話
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