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やはり俺の青春ラブコメはまちがっているかも
由比ヶ浜 結依のお悩み相談
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ながら両手をブンブン振る。

「いや、なんていうか凄く自然だなって思っただけだからっ!ほら、そのー、ヒッキーとアッキーもクラスに居る時と全然違うし。ちゃんと喋るんだなーとか思って」

「いや、喋るよそりゃ……」

『そんなコミュ力無い様に見えんのかね…』

なんかちょっとショックなんだけど…

「そういえばそうだったわ。由比ヶ浜さんもF組だったわね……可哀想に…」

『可哀想ってどういう意味だコラ!』

「一緒のクラスだったのか?」

「まさかとは思うけど、知らなかったの?」

雪ノ下の言葉に由比ヶ浜がピクリと反応する。
やばいな…同じクラスの人が自分のことをまったく覚えていなかった悲しみを俺は誰よりも知っている。彼女にそんな思いはさせまいとなんとかごまかそう。

『知っているに決まってるだろ。な、比企谷!』

「と、当然だろ!」

「……なんで目逸らすのよ」

由比ヶ浜はジト目で比企谷を見る。

「そんなんだから、ヒッキー、クラスに友達いないんじゃないの?キョドリ方、キモイし」

あぁ、何てこと言うんだこのアホ娘は……見ろ、比企谷が完全に由比ヶ浜を敵対視している。

「……このビッチめ」

比企谷の小声の呟きに由比ヶ浜が噛み付く。

「はぁ?ビッチって何よっ!あたしはまだ処ーーう、うわわ!な、なんでもないっ!」

由比ヶ浜は顔を真っ赤にして、ばさばさと手を動かして今しがた口にしかけた言葉を慌てて?き消そうとする。どうやらただのアホの子のようだ。その慌てぶりを助けるつもりなのか雪ノ下が口を挟む。

「別に恥ずかしいことではないでしょう。この年でヴァージーー」

「わーわーわー!ちょっと何言ってんの?高二でまだとか恥ずかしいよ!雪ノ下さん、女子力足んないんじゃない?」

「…………くだらない価値観ね」

なんか知らんが雪ノ下の冷たさがぐっと増した。

「にしても、女子力って単語がもうビッチくさいよな」

『……やっぱビッチなのか……可愛いのにもったいない……』

「アッキーまで?人をビッチ呼ばわりとかマジありえない!ヒッキー達マジキモい!」

由比ヶ浜は悔しそうにうーっと唸りながらこちらを見てくる。

「ビッチ呼ばわりと俺達のキモさは関係ないだろ。あとヒッキーって言うな」

嘘、俺ってキモかったのか?…でも俺には小町ちゃんがいるから気にしない!ほ、ホントウだよ、泣きそうになんてなってないから……小町ちゃんマジ天使。

「このビッチが」

「こっの…っ?ほんとウザい!っつーかマジキモい!死ねば?」

この言葉に普段温厚でかつて《絶対にキレないナイフ》と呼ばれた俺も押し黙った。世の中には言っていいこととダメなことがある。僅かな沈黙の後、
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