暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十五話】
[1/3]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
――朝食後――
「ふぅ……食った食った。 未来、ごちそうさま。 また上達したな?」
作ってくれた未来にお礼を言うと、未来は少しだけ頬を赤く染めた。
毎日の事だが、俺はよく食べる。
特に……疲れはてた時なんかは、馬車馬の如く食べるので若干食費がかかる――。
その事で妹には色々言われるのだが……食べないと力が出ない上に体力も回復しないんだな、これが。
そんな考え事をしてると、まだ少し頬を赤らめたまま笑顔で未来が――。
「ふふ、お粗末さまでした♪ ――相変わらずヒルトってよく食べるよね? しかも太らないし……」
「あぁ、食べて身体を大きくしないといけないしな。 太るという意味ではなく、まだ身体細いから」
筋肉はついているのだが、まだちょっとひ弱に見えるような……。
まぁ、多少身体大きくなっても成長期だしな、これが。
「未来の場合は全部、胸に吸収されてるんだろ?」
「ば、バカッ!? 好きで大きくなった訳じゃないんだからねっ!?」
胸を隠すように腕を組み、むぅーっと膨れっ面になり、唇を尖らせ、さっきよりも頬を紅潮させながら俺を睨んできた。
「ははっ、悪い悪い」
「もうっ! ……大きいと肩がこっちゃうし、ブラは可愛いの無いし……良いことはないんだからねっ!?」
胸を隠すように腕を組み、まだ睨む未来。
……いやいや、俺にする話じゃないだろう。
まぁいいけど、女子特有――というか、未来の悩みを聞けたのが――。
「……ね、ねぇヒルト…? ヒルトは――」
「……?」
「や、やっぱり……大きいのは……嫌……かなぁ?」
――胸の話……か?
未来も思いきった事を訊いてくるな――。
「ん……まぁ、大きさとか関係無いんじゃないか? 未来は未来なんだし――まぁ……でかいの嫌いじゃないしな」
「そ、そっか……。 ――って、別に他意はないんだからっ!」
「わかってるって、他意が無いことぐらいは」
――幼なじみの気軽さで聞いただけだろうしな。
あまり好意的に解釈すると、昔恥ずかしい目にあったこともあるからな。
……そういえば、その後、その子転校しちゃったんだよな……。
「………」
じぃっ……と未来が此方を見ているのに気付き、目が合うと、先程より顔を赤くしてふぃっ……と横に顔を逸らした。
うーん……時々未来がよくわからないな。
「あ……。 お皿洗っちゃうから、ヒルトはゆっくりしていいよ?」
「ん?自分の家だし、俺が――」
「い、いいからいいから。 ヒルトは休んでて♪」
よく世話をしてくれるの
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ