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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十二話】
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すわよ」


 自分で優秀とか言っちゃう辺りは彼女自身、相当な自信があるのだろう。

 俺は妹の方をちらりと見ると――しょうがないなぁ…――と言った感じの表情をし、口を開いた。


「セシリアさん、お兄ちゃんにはあたしが教えるから大丈夫よ」


 と、本来ならこれから忙しくなるって言ってたが……。

 休みも使えば結構見れるかもと、昨日の夜美冬が言ってたな。

 まぁ、セシリアが教えてくれるのもありがたいと言えばありがたいが。

 馬鹿な俺にも分かりやすく言ってくれるかがわからないってのもあるしな、これが。


「あら、有坂さん。貴女はこれから代表候補生になるのに忙しくなる……と、お聞きしましたが?」

「まあそうなんだけどね、セシリアさんより妹のあたしの方がお兄ちゃんも気兼ねなく出来ると思ってね」

「き、兄妹だからって上手く教えられるとは限りませんわ!そ、それにわたくしのISランクはA+ですし――」

「あら?あたしもA+評価よ?」


 美冬はA+評価だったのか、俺は最低ランクのEだったが。

 訓練機で出した最初の格付けだから、意味はないと織斑先生及び山田先生から言われたが、流石にEは前代未聞で、本来なら入学すら出来ないレベルらしい。


「座れ、馬鹿ども」


 すたすたと歩き、セシリア、美冬の頭を軽くぱしんと叩いた織斑先生が低い声で告げた。


「お前たちのランクなどゴミだ。私からしたらどれも平等にひよっこだ。まだ殻も破れていない段階で優劣を付けようとするな」


 と、モンド・グロッソで世界を制した織斑先生からすれば、皆が卵から孵化していないようだ。

 セシリアも何か言いたそうに、表情を浮かべていたが直ぐに表情を戻し、言葉も飲み込んだようだ。


「代表候補生でも一から勉強してもらうと前に言っただろう。くだらん揉め事は十代の特権だが、生憎今は私の管轄時間だ。自重しろ」


……流石は社会人、しっかりしてるな。

 まあ当たり前なんだが。


「ではクラス代表は有坂緋琉人。依存はないな」


 織斑先生が告げると、クラス全員一丸となって返事をした。

結局俺がクラス代表か……面倒だ。


 がくっと机に突っ伏して、項垂れていると――。


「それはそうと皆さん、実は今日から新しく転校生が来ます!」


 転校生?

 まだ一週間しかたっていないのだが――。


「「「えええええっ!?」」」


 その突然の転校生紹介に、教室中一気にざわついた。

 転校生ってどうせ女の子だろうし、興味はないかな。

 否、面とかスタイルぐらいはチェックしておくかな。

 そんな風に考えつつも、ガ
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