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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十話】
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美冬はそっと目を閉じた。


「さて、帰ってシャワー浴びるかな」

「うん。……でもお兄ちゃん、前みたいに全裸で出てこないでよねっ!?」


 若干怒りつつも、頬が真っ赤に染まる美冬。

 厳しいな、自分も風呂上がりはタオル巻いただけか下着でうろうろするのに。

 まあ目の保養にはなるけどな、これが。

 などとよからぬ事を考えていると――スパァンッ!

 と、心地好いハリセンの音が辺り一帯に鳴り響いた。

 痛くは無いのだが、一体何処からハリセンを出しているのかが永遠の謎だな、これが。
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