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SAO編−白百合の刃−
SAO38-大自然の迷路
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みんなすごいなぁ……知っている攻略組の三名は改めて思うけど、知らない二名も戦いに慣れているかつ凄腕のプレイヤーだと認識する。
 たった六人しかいなくて一週間以内に層を攻略するって無茶苦茶な話だけど、この五人のプレイヤーがいればそんなに難しいことなんてないかもしれない。
 更に進んでいくと、森林に囲まれた円盤状の広めの空間にたどり着いた。

「ちょっと休憩でもする?」
「できれば安全エリアで休みたいです、剛姫さん」
「白の剣士の言う通りにしたいけど、今ここで休んだほうがいいと思うわよ? 少しでも気持ち的に楽になると思うから」

 かれこれ何時間は森林ダンジョン、大自然の迷路で探索をしているが今のところ安全エリアにまだたどり着けていない。もちろんボス部屋ももってのほかだ。
 休むことなく精神的な体力が消耗していく、HPはポージョンや回復結晶で回復できても、精神は回復できないだけだった。だから剛姫は見渡りのよいところでひとまずは休憩を入れようと提案してきた。

「それにしても、よくわからない森林ダンジョンね、まるで常識なんて通じませんって感じ取られるわね」

 狙撃者は周りを見渡して呟いた。

「常識では通じません、か……」

 森林とは異なる彩色のダンジョン。どこに進もうが映る景色は対して変わらない。森にしては奇妙な色から奇妙な色に変わるから。裏層は普通のダンジョンや迷宮とは違うことはわかっている。ならここ、裏五十五層は森林ダンジョン『大自然の迷路』は色だけが違うのだろうか……。
 あれこれ考えながら休んでいると、狙撃者は投剣を構え始めた。

「狙撃者?」
「残念なお知らせです。剛姫、休憩は安全エリアでしたほうが良いっぽいですね」
「……それもそうね」

 剛姫も何かを感じとり、片手剣を構え始めた。他の三人も二人の様子に気づいて武器を構え始めた。

「来るんですね……モンスターが」
「うん。それもいっぱいね」

 周囲を見渡せば大量のウルフ系、ボア系、リザードマン系、ゴブリン系のモンスターに囲まれていた。
 おそらく、ここにたどり着いたらモンスターが襲ってくるように仕様されるようになっているのだろう。そうじゃなきゃ、いきなり大量のモンスターに囲まれることなんてそうそうない。

「みんな、これくらいなんとかなるよね?」
「な、なんとか……」
「こんくらい、どうってことねぇよ」
「あたしは問題ナッシング」
「別に……」

 皆さん、すごい度胸と自信ですね。数の暴力で押しかかってくれば流石にまずいって……。

「白の剣士は?」

 と言っても、私も負ける気で戦うわけじゃないんでね。

「皆と同じですよ、剛姫さん」
 
 自信満々に笑みを浮かべさせて剛姫さんに言った。
 私の言
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